自分にできることを追い求めながら

ポップ・コンとして始めていく頃の自分の中の未来計画は、50歳でテレビに出演したり、全国を講演したり、本を出版できるくらいになっていたいというものでした。

今は、そういうことは、どうなのかな。
自分が目立つことで、誰かの心に寂しさを感じさせてしまうのではないかと感じています。

特長を活かせる繋がりを生みたい

自分の価値を何となくでいいから感じ取ってくれる人とのご縁で、口コミで広がって行く仕事の仕方がいいなと感じています。
もっと言えば、そういう方々の個別の特長も活かした繋がりで、チームとして仕事がしていけたら最高だなと思っています。
僕は医療レベルでない運動指導を担当し、医療が必要なリハビリや治療は、理学療法士さんや作業療法士さんや言語療法士さん、柔道整復師さんや鍼灸師さんやあんま指圧マッサージ師さんなどに担当してもらい、っていうようなみんなでそれぞれの特長を活かして協力できる関係性、繋がりが生まれたらいいなって思っています。

自信と意欲を生み出す関わり

誰もが「自信を持って取り組んで欲しい」ということです。もちろん僕だって自信がないことはたくさんありますが、それは人にどう思われるかとか、人の目を気にするとかいうことから起こる心理状況からくることだと思うから、自分に何ができるのかを考え、自分のできることを、叶えたいことをできるようになっていくことを大切にしてほしいということです。

何か、センスがあって、自分から努力できて、自分から行動ができ、結果が出せている人、あるいは個性的な特徴がある人がキラキラできていて、自分から動くことに恐怖心を感じ、見通しのつかない不安から自分から努力ができず、行動だけにとどまらず、心も息詰まってしまっているような人は肩身の狭く、羨みや承認欲にで自分を保っていることって多い気がしてなりません。

僕は、そういう後者の人たちのネガティブな気持ちを、蓋をすることなく話を聞ける存在でありたいなと思います。
そして、一歩を踏み出すことも、コツコツ努力することも同じ歩幅で歩きながら、好きなことがもっと好きに、面白いと感じてたことがもっと面白いと、できないとあきらめていたことができたと感じてもらえるような、自信や意欲がドンドン加速していくような関わり方を大切にしていきたいと思っています。

おわりに

50歳になった時、やっぱり僕は“知る人ぞ知る”スポーツトレーナーとして活動していきたい。
大事にしたいのは、対面であれ、オンラインであれ、今自分と対話している人との時間です。
「“ツル”はどんなに仕事が増えて忙しくなっても、お金が稼げるようになっても変わらないね。」そう感じてもらえるような、今よりもっといろんな人たちの気持ちを受け入れることができる50歳でいられたら、カッコいいと自分でも思えるんじゃないかなと想像しています。

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