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小1娘が下校後約1時間をひとりで過ごすことになった理由

今年娘が小学校に入った。共働きのためもちろん学童に入れることになった。学校から歩いて行ける学童もあるのだが、預かりの時間が長いこと、給食がでること、習い事のバスがでている等で少し距離があるが民間でやっている学童へ申請を出して行けることとなった。

今回学童、学校の2度のチェックがあるにも関わらず、入学したての娘が1人1時間外で過ごすという事態が起こったのでことの経緯を書き出し、記憶しておこうと思う。

下校時には、学年全体で集まり先生のお話が終わった後、学童組・下校半組へと列を並べられる。
娘は学童へ行くバスに乗り込み、園へ行き私の迎えを待つ、といったスケジュールでいつも動いていた。

その日は月に1度あるかないかの何の予定もない休日で、久しぶりに母とランチをして買い物をしていた。娘は今頃学童にいるはずと思っていた矢先、時計が3時を周ろうかというくらいに普段電話したことのない近所の娘のお友達ママからの着信があった。

「○○ちゃん、下校班で帰ってきてここにいるんだけど、おうち留守だよね?」

「え!!!?」

この日は学童の予約をしていたはず。なのに娘は家の近くにいるというのだ。お友達ママが預かってくれるというので、用事を切り上げ急いで帰宅。私の心配をよそに楽しそうに遊んでおやつを食べている娘を見てホッと胸をなでおろす。

しかし、なんでこんなことになったんだろう・・・私が予約を入れ忘れたのか?と学童に確認した。

「今日学童に来ることになっていますね」と、普通に答える職員。私が過保護なだけなのか?と不安になるほどあっちの対応がのんびりなのに驚いた。人は危険なことがあると気持ちにバイアスがかかって「大丈夫」と思ってしまうことがあるそうなのだが、まさにこの時私は勢いよく怒ることもできずにただただ話を聞くことしかできなかった。

「あの~ここにいるんですけど、これってどういうことですか?詳細を確認したいので、バス担当の先生や園長先生にお話しきけますかね?」とこうなってしまった経緯が本当に知りたくて聞いた。

学童の言い分(バス担当、園長とは電話できず)
・バスで迎えに行ったらすでに下校班で帰宅していた
・学童予約があっても下校してしまう子は○○ちゃんのほかにもいるので、そちらの対応で居ないという連絡が遅れた

心の声(居なくなった時点で連絡しろやー!!!謝罪はないんかーい!!!)

お友達ママから連絡を受けて、私が学童に確認をとるまでの時間は約40分くらいあったと思う(履歴等からみて)とにかく、今後また同じようなことになったら困る、ということだけ伝えて電話を切った。(この後息子の迎え、娘の習い事があったので)

娘に「なんで下校しちゃったの?」と聞くと「先生にそういわれたから」と答えたので、次は学校へ連絡。
ちょうど担任の先生がいらっしゃってお話を聞くことができた。

先生の言い分
・連絡帳に「下校します」の連絡がなかった(学童を利用しない際は記入するルール)が、娘が帰るというので帰宅させた
・学童のバス担当の先生がいつもしっかり点呼をとる人ではなく、今回もその人だった、その都度学年主任から注意はしていた

心の声(なんで帰らすねーん!!親に確認の電話しろー!!)

とにかく、学校と学童と二重のチェックあるから大丈夫と思っていたこっちの安心材料が全くなくなった。どんどん憤りと不信感が募っていく中、仕事中の旦那に連絡。理論派の旦那は、ミスが起こる可能性がどこにあるのか的確に分析、それについての改善をぱっとだし、学童のほうには連絡しておくと言ってくれた。

翌日、タイミングよく個人面談の予定だったので担任の先生と話すことができた。今年赴任してきた40代の男の先生でのんびりした雰囲気の方だった。

担任の先生との話し合い内容
・本人が帰るといってきかなかったのですが私のチェックミスだった(ここで謝罪)
・昨日は学年全体で情報共有した
・学童には点呼のチェックをしっかりするように伝えた
・今朝、話を把握していない校長先生に学童園長から電話がきた

学童からの電話の内容は?と聞くと知らないというので、ここでもちょっと不安が募ったのだが、娘を危険な目に合わせてしまったことは本当に反省しているようだったので、良いかと思った。それでも担任の先生から改善案が出てこなかったのは残念で、帰りがけふと思い立って校長先生を突撃してみた!(この時点で大分テンションはあがっていた)

ちょうど校長先生もお手すきだったみたいで校長室に案内してくれ、話を聞いてくれた。とても穏やかな白髪交じりの男性なのだが、娘に対してもとっても気をつかってくれているのが分かった。

「○○ちゃんがここに居てくれて本当に良かった」とセリフがでたのも嬉しくて、ことの経緯と自分は怒っているのではなくて、今後の改善のきっかけになってくれればいいと説明。そうすると校長先生は、「確認が取れない時はすぐ親御さんへご連絡する、ということを決定しました」と私が欲しかった改善案を言ってくれたのだ。さすがトップ。この数分でここまでたどり着けたのは、本当にありがたかったし話の分かる人で良かったと思った。

と、なると次は学童。翌日は利用予定で娘を迎えに行くのでそこでどういう対応してくるのかな?と学校以上にドキドキ。トラブル翌日朝に校長先生へ謝罪の連絡がきたというのだが、親には電話1本来てないんですけど?ってなった。感情論でいっても恥ずかしいだけなので、その日仕事中にどんな返答が来ても冷静にできるようにシミュレーションを何回もした(仕事に集中しろ)

いよいよお迎えの時間、入り口を入っていくといつも園庭で遊んでいるスキンヘッドの先生が目に入った。すぐ駆け寄ってきて「先日バスで迎えに行ったの僕なんです!」と眉毛を下げて申し訳なさそうに見てきた。経緯をもう1度聞きたいというと、早口でこうでああでと話すのだが、緊張しているのかよくわからない。でもそれだけ事の重大さを感じてくれているのだと思った。謝罪もあったし、とりあえず受け入れた。しかし、この先生からもしっかりした改善案が出てこなかった。

するとすかさず、園長先生が登場。すみません!と大きな声で謝罪から入り、その次に出た言葉は「学校のチェックも甘いんで、ちゃんとやるように言っときます!」と言われた時は笑ってしまうかと思った。(学校と仲悪いんか?)

「昨日、個人面談で先生とも校長先生とも話せましたし、学校・学童・親で子供を見守っていける環境が大事だと思ってますから」というと、「そうですね!!」とまた大きな声で言われた。

学童の改善案としては、学童予定なのに下校班で帰ろうとしていたら、親に確認をとるのは時間のロスができてしまうため、1度学童で預かる、といった内容だった。旦那とも話していたのだが、子供のいうことだ、間違ってしまうことはあるだろうし、そういう時の確認が遅れて他に支障がでてしまうのも予想できる。では1番起きてはいけないことは何か?というと、「居るはずの子が居ない」こと。間違ってても学校に居る、間違ってても学童に居れば、保護者の手間はあれど安全は確保されているはず。

双方と話して思ったのは、先生方もしっかりと子供を第一に考えてくれていたが、やはり慣れやなんとなくがあったのも事実。そして親が出てくることに対してすごい仰々しい(笑)こっちはそんなに怒ってなかったんだけど、文句言われないようにとか怒られないように、みたいな低姿勢の雰囲気がすごくて逆に申し訳ないくらいだった。

先生たちの負担を軽減できないかなぁと、個人的に勝手に考えたのは入退室システムの導入。軽く調べただけでも何件もアプリやサービスがでてきた。

実際今娘が通っているスイミングはこれを導入していて、学童から直接スイミングへ行く日は何時にバスに乗った、降りた、本館へ入ったという連絡がスマホへ飛んでくる。しかも驚いたことに、バスが少し遅れていますとか現在ここを走っていますとかもちゃんと見れる。安心~~~!

もちろん導入の手間や費用などもあるかと思うが、検討の余地はありそうなんじゃないかしら?学童は市役所が管理、学校は教育委員会管理だろうからそっちに親から提案することはできるんだろうか・・・とここ数日考えてる。でもそれを要望するとまた先生たちの手間が増えたり、無理難題を上から言われたりするのかなぁとも想像つくので、それこそ子供社会の全体から変える必要があるのだろうと感じている。

ともかく娘が入学して2か月、本当に細々と色々考えさせれることがあった。視野もとても広がった。こうやって子供は大きくなっていくし、親は親としての経験値を積んでいくんでしょうね。

でも、本当の本当の本当のほんとーーーーにっ!!!娘が無事でよかったよーーーーーー!!!(泣)

母6年生、これからも精進していきます。



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