小川淳也氏の「消費税は最低でも25%以上必要」 「日本の人口減は〝最大の希望〟」という発言は事実だったのか?についてのファクトチェック
はじめに
こんにちは。
野嶋ゼミの齊藤です。
小川淳也氏は2024年10月2日の立憲民主党の常任幹事会で立憲民主党事務総長として注目が集まりつつある政治家です。
その注目を集める政治家である小川淳也氏が「消費税は最低でも25%以上必要」 「日本の人口減は〝最大の希望〟」という発言の真偽を調査していきます。
検証対象
世間の反応
フォロワー数:3.2万人
表示回数:243.3万件
いいね数:2.6万件
リポスト数:7,479件
リプライ数:995件
このテーマを選んだ理由
リプ欄に引用元の記事のURLが記載されておらず、ソースが不十分
世間の反応が大きい
日本の国会議員が本当にこのような事を言うのか?という素朴な疑問
検証結果
ほぼ正確
→一部は不正確だが主要な部分・根幹に誤りはない。
検証過程
検証過程①
Share News Japanの記事が引用元であることが判明しました。このニュースサイトはX上でも発信しており、FIJ(ファクトチェックイニシアティブ)のファクトチェックナビにも多く登録されているアカウントです。
真偽が確かではない情報を多く発信するアカウントとして注意が必要です。
検証過程②
記事の方を閲覧していくと、以下のような投稿が記事中にありました。
元となった小川淳也氏の発言は2023年1月1日の「朝まで生テレビ」での発言であることが分かりました。
動画を見ていくと
Q「消費税率はどのくらい必要だと考えているか?」
小川氏「北欧並みの25%は必要でしょう。将来的にね」
Q「日本の人口減は良い事か?」
小川氏「いい事とは言わないが、肯定的に受け止める。日本の人口減はある意味"最大の希望だ"」
発言の内容に大きな間違いはない事が判明しました。しかし、太文字の部分が欠落しており、この部分がある時とない時では印象が少し違うのではないでしょうか。
まとめ
小川氏の発言に大きな間違いはなかった。
判定結果「ミスリード」に至る「釣り見出し」「重要な事実の欠落」に該当しないと判断したため、「ほぼ正確」に至りました。
しかし、発言に一部欠落している部分があることは事実。受け止める側が最近の発言だと思われる可能性、そして欠落部分の一言で印象が変わる可能性があると考えたため「ほぼ正確」となりました。
お読みいただきありがとうございました。