AQLに参加した2018
2018年11月3日。
自宅からの最寄り駅である、地下鉄宮の沢駅に直結している「ちえりあ」という公共施設に自分はいた。
「AQL2018北海道リーグ」に、「道東クイズサークル」の一員として出場するためだ。
北海道生まれで北海道育ちの自分ではあるが、帯広や釧路といった東部には縁もゆかりもない。ではなぜ、自分がこのサークルにいるのか?
そもそもこのサークルは、道東出身のクイズプレイヤーが寄り集まってできたのが起源。だからサークルの例会を行うのであれば、夏か冬の長期休暇を利用するしかない。実際、例年正月に例会が行われて現在に至っている。
この「正月」というのがミソで、声をかけられるやいなや飛びついた。七面倒な親戚縁者から離れる口実を作れる。
つまり、逃げたかったのだ。逃げられればどこでもよかった。
そうこうして一度お邪魔させていただいて、「これは楽しいぞ」ということでいま現在まで居ついている次第だ。
道東クイズサークルチームの初戦は、札幌旭丘、帯広柏葉のジュニア勢。
AQLを、特に北海道リーグのような一般、ジュニア混成のリーグを戦うにあたっては、非常に重要なことがある。
「問読み、正誤判定を含めた進行役が不慣れな場合、解答者側からそのサポートを行わなければならない」ということだ。
これは「みんなで作る」というAQLの基本理念に基づいたものであり、場合によってそれは「勝ち負け」以上に重要だ、と自分は考える。
旭丘も柏陽もできたばかりのサークルなので、その点に不安があった。でもちゃんと進めることはできていたし、問題も破綻していなくて面白かったし、何より道東のメンバーは、しっかりサポートしてあげられたと思う。
高校生の彼らが、少しでも長く、楽しく、クイズという遊戯を趣味として続けてくれればと、心から願う。
ちなみに道東の勝負の方はというと、しっかり2連勝し、滑り出しとしては最高のものとなった。自分も正解を積むことができてかなり安堵した。
(続く)