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承認欲求の扱い方
承認欲求と呼ばれますが、世の中から注目を集めることは心地よいことです。またsnsを主な活動の場としているとそれがビジネスにも直結します。
しかし、他者の注目は移ろいやすく、少し前まで当たっていたスポットライトがいつの間にかずれていってしまうことも少なくありません。
注目される経験を一度でもしたことがある人は、多くの場合快感を覚えます。恍惚感とも言えるかもしれません。一度その感覚を覚えると、注目を求めてしまうようになります。
しかし、注目を求めてそこに合わせにいくとどうしても「わざとらしさ」や「あざとさ」または「芝居がかった空気」が伴います。愛されようとした人が愛されず、自分らしく生きている人が愛されるという切なさは社会の中に散見されます。注目を求めるほど自分を見失ってしまいます。
私もそうでしたが比較的人生の早い段階で注目を浴びた人は、人生が崩れがちになります。それは大人が寄ってきては去っていく経験をして、いつの間にか世間に迎合するようになり自分がわからなくなるからです。
特に「人生一発目の注目」は知らず知らずのうちに自分を見失いがちです。いくらその時にアドバイスをしても、高揚感に包まれていますから、周りの話が聞こえません。一度手痛い失敗をするまでは。ほとんどの失敗要因は成功の高揚感の中で生まれていきます。
寄せては引いていく世間という波に最初は翻弄されますが、次第にこれは一定の周期を繰り返すものなのだと理解して、淡々とするしかないのだろうと思います。
承認欲求は動機になり、上手く使えば良い結果をもたらします。大事な点は「一体自分が欲してやまないものは何か」をよく理解し、それを注意深く観察することだと思います。
私のおすすめは
「自分の好きなことに夢中になる」
です。そうすれば世間のことは気にならなくなります。何しろ好きになって夢中になっているその時間からすでに報酬が得られているわけですから。
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