
Photo by
ピーテル・パウル・ルーベンス / メトロポリタン美術館
恐れるなかれ
長文ファンの皆様おはようございます。
私は「人を解放する」ことに大変興味を持っています。人の可能性を制限する中で、最も強力なのは「思い込み」だと思っています。
「危険」と「恐れ」という言葉があります。似ていますが違うものです。危険は事実ですが、恐れは感情です。ほとんどの場合、危険よりもずいぶん大きな範囲を人は恐れます。バンジージャンプは怖いですが、それほど危険ではありません。
この「危険ではないが恐れている領域」は広く、ここに自分の可能性を開く鍵があります。自分の才能のフロンティアであり、新しい世界でもあります。
じゃあ恐れに踏み込めばいいだけだと思いますが、これがなかなかできない。
アフターアースという映画の中で、主演のウィルスミスが「恐れは選択である」と言います。「恐れ」は自動発生に思えながら、それを私たちは選択しているのです。
以下のようなプロセスで、恐れへの踏み込み方を人は学ぶと考えています。
1、私は恐れていると認識する
2、危険と恐れを分ける
3、恐れに踏み込み何が起きるか観察する
4、1の時と現在の自分の感情を観察する
1なんて当たり前に思えますが、行動できないのは「恐れ」が原因とすら気づかず、ただやってはいけないことだと漠然と思い込んでいる人がとても多いのです。
選択によって危険が生じない、または危険が想像したほどではなかったと理解することで、恐れへの踏み込み方を人は学んでいきます。一度でもレールからはみ出したことがある人は、人と違うことをしても対して問題が起きないことを体感として理解します。
「恐れるなかれ Be ye not afraid」
マタイ福音書第28章
いいなと思ったら応援しよう!
