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ある場所ではありふれたものが、ある場所では希少になる
長文ファンの皆様おはようございます。
様々なコミュニティに顔をだす人生を生きていますが、いつも「あれいいな」が違うことが面白いと思っています。 例えば一般的には大きな金銭が得られるプロスポーツが「いいな」と言われますが、あるコミュニティにおいては急にアマチュア競技が「いいな」と言われたりします。
典型的なのは、海外の上流階級だと、金銭よりも(スポーツ選手の稼ぎどころではない資産を持っているから?)アート性とか希少性、国を代表しているかどうかなどが評価対象となる印象があります。もちろんメッシ選手ぐらい突き抜けると別なのでしょうけれども。
ともかく何がいいのか、何がかっこいいのか、何が憧れなのかは場所によって結構違うという体験をします。
同じコミュニティにいると「いいな」がある軸に集約していきますが、違うコミュニティにも出入りすると、それがずれていることに気がつきます。
例えばある会社において重要とされることは、他の会社では全く重要ではないかもしれませんし、あるコミュニティで羨ましがられるものも、他では全く見向きもされないかもしれません。
何かに執着して苦しむ人、手に入らなかったことに傷つく人は、単一コミュニティのみに所属していることが多い印象を私は持っています。 いろんな「いいな」があることを知ると、少し執着が和らぎます。
一方で、私が選手だった時がまさにそうですが、ある単一の価値観に染まりきると人はそこに執着をして、意外な業績を上げることがあります。選択肢がないからこその一点突破です。
いいなは多様な方がいいのか、単一の方がいいのか。人生のフェーズによって違うように思います。
面白いのは、違うコミュニティでは大したことないものが、違う世界に行った途端に急にいいねと言われ始め、それが回り回って元いたコミュニティにも評価される現象です。 違う世界にいき、自分が持っているものを皆がどう扱うかを注意深く観察する。これを繰り返すことで自分の持ち物の価値がより立体的にわかっていきます。
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