我流アトピー治療
初めにお伝えします。
あくまでこれは僕自身が治った経緯です。
個人差があることはお忘れないようお願いいたします。次
とにかくかゆい。
ここ数ヶ月、皮膚のかゆみに悩まされていました。
あまりに痒くて掻きむしる。
治ってきた頃にまた別の箇所が痒くなる。
また掻きむしる。
その繰り返しです。
とりあえず皮膚科へ。
出されたものはステロイド系軟膏。
かゆみ止めとして渡されました。
薬をつけてみる。
なんとなく痒みが止まる。
しかしまた別の場所が痒くなる。
結局、また繰り返しです。
アトピーといえば子供のときにかかるもの。
そう思っていました。
多分、僕も子供の頃にかかったことがあったはず。
しかしそれほど長くかからず完治した記憶があります。
しかし、最近では大人になってからもかかることがあるとか。
これからずっとこのかゆみに悩まされるのか。
多少なりとも絶望しました。
そのため、自分なりに色々と対策をすることにしました。
その結果、現在かゆみは治りました。
赤く腫れ上がった箇所もやっと沈静化しつつあります。
その対策として行ったことを記していこうと思います。
1.洗剤を変える。
ことの起こりは数ヶ月前。
今まで洗剤がいきなり倍の値段になりました。
物価高とはいえ、分量そのままで値段が倍。
このままでは使い続けられない。
そう思った時、薬局で安い洗剤を発見しました。
198円。
何と今まで使っていたものよりも100円安い。
迷わず購入しました。
子供の頃に嗅いだ懐かしい洗剤の匂い。
今の洗剤よりも効き目が強そうに感じます。
実際に洗濯をすると……正直違いが分かりません。
逆にいえば安い洗剤でも違いがない。
しばらく使っていこうと決めました。
しかし、これが肌に触れる時間の一番長い状況を作るもの。
この洗剤を使うのをやめました。
2.腸内環境を整える。
最近はパンチェッタ作りにハマっています。
これがおいしい。
豚肉の濃い味と脂からにじむ塩気。
最高なのです。
その結果、パスタが増えました。
当然、米食が減ります。
結果として、毎日食べていた納豆を食べる機会も減りました。
腸の環境が健康を作るのは本を読んでも実感としてもあります。
腸内環境を整える。
それを目標に久しぶりにヨーグルトを購入しました。
また、腸内細菌を増やしてくれそうな健康補助食品も摂取。
3.かゆみ止めの薬を使うのをやめる。
病院からもらった薬。
非常に信頼できますが、不安もあります。
僕の経験上、お医者さんが必ずしも正しいとは限りません。
昔、じんましんが出るようになったことがありました。
病院に行っても原因不明と診断されるだけ。
先生は本を僕に見せて、複数の原因があることを伝えました。
それだけだったのです。
複数薬を出されたものの、そんな診断なので不安でした。
そのため、自分なりに調べて対策しました。
原因を別の病院で出された抗生物質。
それによる腸内細菌の死滅、そして抵抗力の減少と特定。
予想が当たったのか、それ以後じんましんが出ることはありませんでした。
お医者さんは体調観察のプロ。
それは確かです。
しかし自分の体は生まれてきてずっと使ってきたもの。
いわば自分の体のプロでもあるのです。
お医者さんが解決できるのは今出ている症状だけ。
しかし自分なら自身の環境や病歴も知っているのです。
一時的な痒みを止めるための薬はお医者さんとして適切です。
しかしそれが一時的でなく、慢性的なものに効くかは別問題。
かゆみが治ってもかゆみを起こす原因を取り除けるわけではありません。
なので結局、かゆみ止めを使うことをやめました。
もともとそれほど効いているかどうか、自分でもよく分かりませんでした。
ましてステロイド系は炎症を抑えてかゆみを止める働き。
炎症とは体内の問題を解決するための自然な反応。
自分の正常な反応を抑えることに良いことなどあるはずがありません。
4.ワセリンを塗布。
これは完全に昔読んだ本の知識です。
『傷はぜったい消毒するな~生態系としての皮膚の科学~ (光文社新書)』
内容は結構面白かったです。
傷口に消毒薬を塗ることを否定した内容。
なるほど、と思うことが結構多かったと記憶しています。
多分、この本のアトピー治療に関してはワセリンを塗ることがあった気が……。
(うろ覚え)。
たまたま部屋にワセリンがあったので薬の代わりに塗布。
しばらく様子を見ました。
結論.治ったっぽい。
かゆみはすっかり止まりました。
荒れていた肌もだいぶ元どおり。
虫刺されのような赤みも沈静化しています。
対策として効いたのは番号通りの順番です。
つまり、あまり良くない成分の入った洗剤の使用。
これが最もあり得そうな原因だと思っています。
逆にワセリン塗布は一番どうでもよいのでは、と。
ただし、「ワセリン使用=薬の不使用」。
肌の抵抗力が落ちてかゆみを増やす。
そんな原因を取り除く遠因にはなったのかもしれません。
まとめ
アトピーはギリシャ語の「atopos」からできた言葉。
「a」は「色々な」。
「topos」は「場所」を表し、ユートピアの「トピア」とも同じ。
まったくもって言い得て妙。
ボリボリと体をかきながら、そんなことを思い出していました。
かゆいと思ったら別の場所がかゆくなる。
こんな面倒さは2度と味わいたくありません。
また、自分がなった時の備忘録として記録しておこうと思います。