日本はなぜ貧しくなり続けているのか。
日本はどんどん貧しくなっています。
世界のGDPランキングではついに4位に転落。
なぜでしょうか。
僕が何度も取り上げた資料をもう一度見てみます。
注目していただきたいのはGDPとマネーストックの値です。
まずはアメリカから。
ご覧の通りGDPは2.1倍。
民間の資産であるマネーストックは2.5倍まで増加。
次に中国。
GDPは何と11.9倍。
マネーストックも4.7倍まで増加。
では、日本はと言うと……。
GDPは何とほとんど変化なし。
マネーストックはたったの34%しか増えていません。
民間の資産は1.34倍にしかなっていないのです。
世界中で民間の貨幣が増えている。
しかし、日本の貨幣は増えていない。
これは、どういういみがあるのでしょうか。
ここで、僕が何度も記したモデルを再掲します。
世界のマネーストックが増える。
日本のマネーストックが増えない。
これは下記のように表されます。
↓
アメリカや中国、ヨーロッパのマネーストックが増える。
しかし、日本のマネーストックは変わらない。
それは結局、日本国民のお金が増えていないことと同じです。
例え34%増えても、世界では200%以上増加。
日本も世界と同じ分だけ民間のお金を増やさなければ貧しくなります。
国が栄えるために注目すべきなのはマネーストックの増加率なのです。
しかし、日本政府は他国と税金の比較を比較をしてばかり。
バブル崩壊後から日本は常に税金を上げ続けています。
マネーストックの上昇を抑え続けている。
つまり国民が貧乏になるようにし続けているのです。
こうした無駄な税金の取り方は即刻やめるべきです。
民間にお金がない状態。
それは企業にお金がない状態です。
企業にお金がないから開発も出資もできません。
正社員は限界まで働かされます。
働きに見合わない賃金では人も集まりません。
仕事もさらに余っていくでしょう。
どんどん国力が奪われてしまうのは当然のことなのです。
日本政府には国民を豊かにする義務がある。
しかしながらそれが果たされていない30年。
そろそろ、その原因と対策に目を向けて欲しいものです。
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