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Fairground Attraction②月の歌たち


前回のお話フェアグランドアトラクションライブ からのある意味続きのお話です。


フェアグランドのVHSのこのライブ映像のビデオの中でも特に好きなMoon On The Rainという曲ですがこんな歌詞です。 当時のライナーのものをそのままお借りします。私は占星術にどっぷりなので、昨夜やっと生で聴けたこの歌からも自分の中での月の象意をそっと深めていたというわけです、、。(興味ない方ごめんなさい)

Moon  on the rain
(Lyric: Mark E. Nevin / 対訳 原田愛子)

Jazz in a basement bar 
The moon's on the rain
Drunk too much, spent too much, penniless again
Oh, sweetheart, where are you tonight?

地下室のバーのジャズが 
雨の中を流れてる
飲み過ぎて使い果たし
また すっからかん
oh あなた!今夜はどこにいるの

I remember when we used to walk by the Thames
The lights on the embankment like jewels on chains
I'll never forget what you said at the start
You said, "I'll put a string of lights 'round your heart"

よくテムズ河畔を2人で歩いたことを思い出すわ
土手の灯りが まるで首飾りの宝石みたい
あなたが最初に言った言葉は決して忘れない
こう言ったわ"光の束の一筋を"君のハートの周りに"忍び込ませよう"

I've got your photograph, the one that you signed
Tucked in my pocket, all tattered by time
Oh, sweetheart who's with you tonight?

あなたのサイン入りの写真を持っているわ
いつもポケットに入れてたから
時が経ってボロボロになってしまった
oh あなた! 今夜はだれといるの

Are you there at the roundabouts, down in the park
Where you sneak through the railings
When it's locked after dark?
Is she learning the song you taught me at the start?
The one the bells and the banjos played on our hearts

メリーゴーラウンドにいるの?
公園から下っていく
あなたは いつも柵を越え
夜更けの閉められた公園に忍び込む
彼女も私が最初に習ったあの曲を覚えているところ?
私たちの心の中に鐘とバンジョーをかき鳴らしたあの曲を?

Now the bars are all empty, everybody's gone home
Perhaps I'll walk down the embankment alone
Oh, sweetheart, I'm glad that we met

いまや どのバーにも人気はなく
皆 家路についてる
たぶん私は1人で土手を下っていく
Oh あなた! 会えて良かったと思っているわ

And that there's jazz in the basement bars
And jewels on chains
'Cause I've drunk too much and spent too much
But there's moon on the rain

地下室のバーのジャズも
首飾りの宝石もそのまま
だって飲みすぎて金をつかいすぎたけれど
雨の中で月が光っているから

アルバム「The first of a million kisses」ライナーノーツより

フェアグランドの曲は、一見すると明るく幸せそうな曲に聞こえるのですが、歌詞を見ると切ないものが多いです。
月の歌はこの「Moon on the rain」の他にも「Moon is mine」(こちらもトテモ素敵なのです)
という歌もあります。どちらも、どんな時でも上には月がある、月だけは私のもの
というような意味が歌われています。

そんなフェアグランドのボーカルのエディは出生時間を0時から23時59分までいっぱいに動かしても
月星座は変わらず蟹座でした。
太陽は冥王星、金星をコンジャンクションで伴った乙女座にありました。
私はこの太陽がDC軸に乗ってるのではないかな、、などとライブを見ていて思いました。月のエレメントはなんとなく水星座だろうなぁとは思っていましたが、
やはりの蟹座で、エディの蟹の殻の中に入れてもらった人たちは、あの大きな愛に包まれて日々を過ごしているのだろうなぁなどと、あの歌から想像をしていました。

***

この世に変わらぬものがあるとすれば、朝が来れば太陽が昇る、
ということと、夜にはお月さまが見える、という出来事がこの現世においてはわかりやすく感じやすい最たるものかなとも思うのですが、

月は太陽ほど必ず同じような位置に毎日見えるわけではありません。
でもどんな時も実は我々のある意味、頭上にあって、それは誰も意識せずともずっと付いてきているのです。ホロスコープにおける月は、無意識の分野も司るともいいますが、
それは無意識だとは言いつつも「在る」ということは確かなもののような気がするのです。
情報としてあるところを月が感じている、とでも言えましょうか。

人生の道程で太陽が目指すべきものであるとするならば、
月は、目指すとか目指さないとかではなく、常に、すでに本人の中に「在る」ものであるということ。
それは同化しているが故の無意識なのかもしれないし、
自分で見ようとしても見えないものであるとも言える。なぜならそれはあなただから。

そして目にみえる宇宙の月は、私であり、あなたでもある、情報の詰まった塊であり、私も感じられるし、あなたも同時に違う場所でも感じられる。

ここで歌われているように、あなたがたとえどんな状態でも、月は在ります。
心の中や、雨雲の上、または雨雲の上の月と自分の中の月が共鳴している。

それは共にあなたとして働いている、常に、お互いの緻密な距離の塩梅で、
今日もあなたの月と共鳴しているのです。

文章がおかしくなってきましたでしょうか。
それゆえ、いつも在るということは安心という要素でもあると思うのです。


人生の道標に迷ったら、太陽を目指す。
人生に緊張や警戒を感じたら月に戻る。

空に浮かんでいる月と自分の月の意識とを馴染ませて
時々意識的にあなたの月を安心させてあげるという行為は私はとてもいいような気がするのです。頑張ってビリビリになった自分の月の疲れを、空の月は吸い取って
また透明な月に戻してくれるような気がします。

ホロスコープを読む上で、月は非常にデリケートな部分を司りますので、
迂闊に始めに触れるべきではないかもしれません。

ただ、この人、ものすごく疲れているな、と感じる時、ホロスコープのどの部分を見るかは、やはり月が無理しているかいないかなのだろうなと、
またホロスコープ沼思考へと落ちていくのでした。

昨夜のエディは、たくさんの人の中の月を癒していたと思います(ある意味過去を成仏させていたような癒しの風が吹き荒れていました)

私にもたくさんの想い出と月の思考をも与えてくれたフェアグランドに
今宵も感謝。
これからもずっと私のそばにあるアルバムだと思います。


新しいEPは、ピンクムーンとしまして
本日のお話はここで終わります。🌝

お読みいただきありがとうございました。

よしえ

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