今はわからないこと《詩》
私はここに来るためだったのか
とか
この人に逢うためだったのか
という序章のようなものが
人生にはたくさん散りばめられている
どこに向かっているかは歩いていかなければわからない
それは目的がわからなくても日々を進むことで現れてくるもので
ここに行くぞ〜〜!!と目標を掲げるのも確かにいいのだけれど
日々歩いているだけでも その序章は進んでおり
ああ あの時のあれはこの時のためだったんだ
これに出会うために とか
これを乗り越えるために とか
わかる瞬間がむこうからやってくる
この本を理解するために あの本を読んだのだな とか
それは求めていたとも言えるし
求めていないとも言えない
未来はすでに決めているとも言えるし
決まっていないともいえる
そういう場面や瞬間を感じられるように
アンテナだけは研ぎ澄ましておくのだ