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退職のメンタル維持に「会社員でぶどり」
退職して転職して自分らしく働くためのメンタル維持に「会社員でぶどり」が良い感じ。
第6巻が9月15日に発売です。
私、本物のトリは好きではないのですが、キャラクター化されたトリはけっこう好きでして。昔、mixiにあったひよこを育てるゲームを狂ったようにやっていました。
鳥キャラが好きだから会社員でぶどりが好きなわけじゃあないんですが、好ましく思っているのは確かです。
1巻ではブラック企業に勤めるにわとりの「でぶどり」とひよこの「ひよ」が、パワハラ上司のもとで終電まで働く社畜生活を送っているところ。
ひよは優秀な鳥で、正論ぶちかます恐ろしいヒヨコ。ブラック企業でも定時で帰るために効率化の鬼と化す。その状況を受け入れて従っているのは自分自身の選択で、不満ばかり漏らしていても現状は何も改善しません、とか、グサっ、と来る。
でも、自分にとって得意なこと、適性を活かせることが効率化だっただけで、残業時間を減らすことを全員の統一ルールにしなくてもいい、とも言ってた。
私の今の不安第一位である「履歴書に空白期間ができちゃうなあ」に対しても、転職先を決めずに退職したひよは
「履歴書を埋めるために働いてるんじゃないんで」
「会社の数なんて星の数ほどありますよね。なのでいったん働くことから離れて、やりたいこととそのやり方をじっくり考えようかなと。そんな状態で焦って転職しても転職先に迷惑ですし。なんとかなるでしょ!」
と、落としどころを持ってる。
もっと大変な人がいる、と思うことに対しても
「幸せの尺度は他人の比べるものじゃありません。当事者がツラいことは他人がどう捉えようがツラいんです」
これは、私がカウンセリングで言われたことでもある。自分は自分であるという、言葉だけ聞いたら耳タコなセリフでも、考えとして実行できているかどうかは別なんだな。
2巻以降で、具体的な仕事内容は出てこなくとも、転職したひよとでぶどりが良き先輩や同僚と一緒に、会社という組織の中のよくある諸々のことに取り組んでいく姿が描かれている。ひよは相変わらず正論をぶちかまし、でぶどりはやる気がないままだけれど、組織の環境が違うだけで生き生きとしていて、何をやるか以上に、誰とやるかが本当に大切だなと感じる。
飛ぼうとがんばるペンギン🐧のピノさんとか、後輩ともっと仲良くなりたいけど緊張しちゃってムリなクジャクのジャックさんとか、楽しい仲間がいっぱいなので、鳥キャラ好きにも退職&転職のメンタル維持にもオススメです。