3.11に、noteはじめました。〜マレーシアから日本を思う〜
はじめましての方も、いつもブログを読んでくださっている方も、こんにちは!
デイジーこと小倉なおよと申します。
気がつけば、家族とマレーシアに移り住んで8年目。
ベテラン移住者、とは言わないけど、立派な中堅移住者です(そんな言葉あるか知らんけど)。
マレーシアでは、「ワクワク海外移住」というウェブサイトを運営しながら、主に小中高校生のための留学エージェント&サポート業務を行っています。(たまにウェブ制作やデザイン案件も)
上記のサイトでは、「デイジー」のハンドルネームでブログを書いてます。
こう見えて、まあまあの人気ブロガーです。
マレーシア移住前は、東京・恵比寿界隈で、編集者の私、グラフィックデザイナーの夫、数名のスタッフとともに、小さな制作会社を営んでおりました。
大好きな人がたくさん住んでいる東京で、未来永劫この暮らしが続くと思っていたところにやってきた3.11。
私たちの日常は、いとも簡単に崩れる砂上にあるという事実もさることながら、当時、2歳の長男とお腹に新しい命を抱えて一時的に身を寄せた徳島の母の実家で、人口減少のもたらす現実を知って震え上がり。
2つの衝撃を目の当たりにして、立ちすくみ、怒り、涙し、慄き、絶望し。
そんなある日の夕方、日々大きくなるお腹を抱え、いつものように徳島の美しい里山を家族で犬の散歩をしていた時のこと。
その思いは、突然降ってきたと思ったら、そのまま堰を切ったように溢れてきたのです。
もう一度、生きたい人生を生きよう。
子どもたちに、楽しみながらチャレンジして生きる親の背中を見せよう。
そうだ、海外へ行こう。
若い頃からいつか住んでみたい思っていた外国。
叶えるなら今だ、と思ったのです。
(憧れていたのはハワイだったはずなんだけど……笑
それがマレーシアになった話はまた別の機会に!)
不安に飲み込まれたり、理不尽さを呪い続ける人生ではなく、もう一度ワクワク生きたくて。
マレーシア移住1ヶ月後に立ち上げたサイトを「ワクワク海外移住」と名付けました。(ベタだけど、いい名前でしょう!)
ずっと読者側だったnoteを、3.11にスタートするのは何かの因果でしょう。
あれから9年経ち、怒りよりも深い諦念が、日本列島を覆っているように思えます。
声を立てて笑ったら、どこからか小石が飛んできそうな日本。
見えないものに怯え、ただただこの災厄が早く通り過ぎますようにと、頭から布団をかぶって震えているような日本。
でも、私たちにできることはまだたくさんある。
ここマレーシアで、日本からやって来る留学生、特に単身留学生たち(11〜18歳)と密に関わるようになり、彼らの底力を、ドラスティックな変化を目にするたびに、そう確信するようになりました。
本noteでは、マレーシアから見た日本や、ブログに書けない裏話など、徒然なるままに綴っていきたいと思っています。
過去は変えられない。
大切なのは、何度でも立ち上がる力。
そして、やり抜く力。
1年後、どんな自分に会えるのか。
誰よりも自分自身に期待と希望をもって、今日からまた新しい1年を精一杯生きていきましょう。
よろしければサポートお願いします。日本からきた11〜18歳までの単身留学生のための図書購入費に充てます