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本を読む意義について少しだけ考える

なんでわからないんだ!っていうのは驕りなんだな

人間考えたことのないことは考えられない、と最近見聞きし、本当にその通りなのだなと改めて思った。
別の業界の方と接していて、え?なんでそんなに都合よく理解できるの?別の業界では非常識だよ?ということが多々あるなあと実感しているのだけど
それはまさしく、「考えたことがない」および「そういった事象に接したことがない」からなんだなあと。

本を読むというのは効果的だ、と思っているのにはいくつか理由があるのだけど、一つに「自分の経験を補えるから」というのがあると思っている。

私は大学を卒業して一つの会社で一つの業種の仕事をしかしていないのでわかる範疇は限られるのだけど、例えば出版社の編集者が描かれた小説でその人生を追体験できたり、レストランのシェフを目指す小説ではシェフになる道のりをたどれたり、すべてを体験できるわけではないけれど、あーなるほどこういう世界もあるんだなということはわかる。

エンターテイメントとして本を読む、というのはもちろんだし、
人の書いた文章に触れて、自分の語彙力・文章力をアップさせるのも必要だけれど、
何よりも本を読む目的は、違う考えに触れ、異なる視野を開拓することにあるのだと私は思う。

多分そういっても伝わらない人はいっぱいいると思う。
そういうもんなんだな。

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