ワクチンハラスメントとマスクハラスメントの話

流行り病のワクチンについて世間ではあれこれ言われていますね。我が家では夫もわたしも受けない派なのですが、夫は公務員なのである時点で強制で打つことになる可能性は大です。

今の時点ではあくまで「希望者のみ」の任意での接種ということになっているものの、夫の話を聞いていると打つように周囲からものすごいプレッシャーがかかっているらしい。

わたしも訓練期間のみとはいえ短期間在籍していたのでうっすらわかりますが、軍隊というところは通常は有無を言わせず予防接種の類を毎年ぶっすぶす打たれます。これに関してNOという選択肢はなし。

今回のワクチンに関してはそれがまだ「任意」であり「強制」ではない時点で、組織としては「命令して全員に打たせることの安全性」に自信が持てていないから強制が出来ないということなのだろうというのがわたし（と夫）の見解。

「命令」を受けてワクチンを打って、副反応が出たり障害が残ったら組織が賠責金や障害手当を払わないといけないわけで、だから安全性が確認されていない今の時点では「任意」なわけ。なので「絶対に全員打て」という命令が出るまでは打たない方向でという意見です。

逆に自分の意志で打ちますと言って打ちに行く人は行けばいいと思うし、それは副反応の可能性も込みでそれでもいいですと本人が合意しての結果ですからね。

でも夫の職場では最近雲行きが変わってきて、ワクチンを打った人はマスクを外してもよし、逆に打っていない人は何があっても絶対にマスクを外さないようにという方向になってきたみたいです。しかも打っていない人の名前を書いたリストが出回っているらしく、リストの名前と顔を照らし合わせて毎日毎日「お前なんでまだ打ってないんだ」と催促されるらしい。

こうなってくるとなーにが「任意」だ、という感じですね。自分たちは既にワクチンを打ったのだから感染症に対しては「もう大丈夫！」とどーんと構えていてもよさそうなものなのに。

これは明らかにマスクをしている＝まだ打ってない、という目印のような役割を担っていると言ってもいいのではないかと。いわゆる「緋文字（スカーレット・レター）」のような感じです。夫は周囲に毎日「打てばマスクが外せるよ」と嫌味を言われているらしい・・・。

夫の所属する組織に限らず、こういう横のプレッシャーで打たざるを得ない人はけっこういそうでなんだか怖いなぁと思います。本人が納得して打った場合は本人の責任だし、打たないことを選んだ人に対してもその選択を尊重してもらえるようにならないもんかなぁ。自分も打ったからお前も打て、はあまりに赤信号みんなで渡れば怖くない的な、そんな感じがするんですけど。

あとぶっちゃけあんなスカスカの穴だらけのマスクでそもそもウィルスが防げるとも思わないし、形骸化してるよなぁというのも思いますね。ほんと、この手のハラスメントはいつまで続くのかな・・・。