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RVパークでの暮らしは昭和の生活に似ていると思う

カリフォルニアに越してきて今のRVパークに暮らしてそろそろ半年になろうとしています。

今まで住んだパークのどこよりも家賃が高い(といってもカリフォルニアで普通にアパートメントを借りる家賃より安いです)し、さらに電気代、上下水道代、ゴミ処理代が別途請求だったので(今までは全て家賃に含まれていた)最初はえれぇところへ来てしまったと思いました。しかも隣との距離がめっちゃ近ーい!

ここは長期滞在者専用のパークなので、みんなここに越してきて普通に年単位、何なら十年以上暮らしている人も。お向かいのおばあちゃんはなんとここに20年以上住んでいるらしく、その間に何度もオーナーが変わって家賃が上がってねぇという話を顔を見る度にされます。

でも半年たって慣れてみると、案外ここのコミュニティも悪くないもんです。よく考えてみたら、昔暮らしていたアパートでは隣に誰が住んでいて何をしている人かについてほとんど知ることはなかったのに、今のパークではあそこのおうちは家族が多くて、とかあそこの子供は悪ガキで、とか、あそこのオバちゃんは口は悪いけど言うことは至極まっとうだ、とかそういうのが全部筒抜けというか、お互いに顔見知りではありつつ、それなりに距離を取って暮らしている感じがなんとなくいいなと思うんですよ。

そう、言うなれば昔懐かしい昭和の感じで、なんとなく隣近所に誰が住んでいてどんな暮らしをしているのかお互いに知っていて気にかけていた頃の暮らしを思い出させる感じでしょうか。

たまにゴミを出しに行った時などにふとずらずらと並ぶキャンピングカーやトレーラーを眺めてみると「あぁ、こんな小さなスペースのひとつひとつがそれぞれに家庭を内包しているのだ」と思って胸がいっぱいになることがあります。

日本にいたときに帰宅中に電車の窓から立ち並ぶ家や集合住宅の明かりを眺めて「あぁ、あのひとつひとつに生活があるんだな」としんみりした時の感じにそれは似ているかもしれません。

あとこういうところに暮らして何がいいって、誰がどんな車に乗ってバケーションにはどこへ行って、という無駄な見栄の張り合いを隣近所の誰かさんとしなくていいところ!みんな自分の生活は自分のもの、という感じで暮らしているのでとても気がラクです。

もし何か緊急事態が起こったとしても多分大声を出せば誰かが来てくれるだろうなというのも安心ではありますしね。どこに住んでも人間それなりに適応できるもんだなーということかしらん。

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Daisy Barber
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