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田舎暮らしの心得 獣編 その壱

ダメだ、ダメだ。もう昨日の昼から思考回路が一点に集中してる…。仕事にならないし、今だって帰宅の湘南ホームライナーで読書もできない。「どうしよう、どうしよう。」と、“対策”をネット検索している。

昨日(15日祝日)昼過ぎ、ついに自宅の庭にイノシシが出没した。我が家はガレージが自宅前の私道に面していて、家の玄関までは十数段の階段を登る。その時、私はガレージでamazonさんから届いたばかりのデルタ(マルチ)サンダーを試していて、整えられた木材の長さを計ろうとメジャーを家に取りに向かおうとした、この景色のココにいた!

想定外な現実を目の当たりにすると、人は(私は)勝手に都合のいい解釈を生み出すようで、その時私は飼ってもいないペットを自分が飼い始めたような錯覚に、ほんの一瞬の一瞬、動物がいる事が嬉しくて手招きしそうになった気がする。(私はずーっと犬が飼いたい。)が、紛れもなく野生の大人イノシシだ。鼻が豚みたく大きくて目が小さい。そう、しっかりと目が合った。しかも位置的に奴が私を見下ろしてる。

「…ひぃ。」かなり遅れて小さく声が出た。フェンスがあったから少し余裕があったかもしれないけど、(今日イチニチの調べによればイノシシは助走なしで1メートル柵は越えられるらしいので、何の助けにもならない。)しばしお互い視線は外さずにいると、ふっと興味を失ったようにイノシシが横を向き、うちの敷地内にある離れの裏側に去っていった。その後、恐る恐る奴がいた辺りを見てみると、少しだけ色づいてたわずかな自家栽培のミニトマトが一連そっくりなかった…。

湯河原で野生のイノシシに出会うのは初めてではなく、一度、散歩途中でかなり大きめな雄イノと遭遇した時はかなりビビったが、あとは車の中から親子イノや、子供イノ達が駆け回ったりする姿を見つけると微笑ましく思ったりしてた。が、自宅の庭の話なので、私の眼差しも変わってくる。そういえば1ヶ月ぐらい前、敷地内の北側に放って重なり合った切り枝の山に、明らかな野生動物の寝床らしき程よい穴跡を見つけたし、結局、取られてしまったミニトマトの付近で動物の足跡があったし、家の一角にあったアシタバらしき植物も、ある日根こそぎなかった。↓

自家農園のあるお隣さんがハクビシンにトマトを取られた話を聞いていたので、私はハクビシンだと(自分で人生一度も見たことないけど)思い込もうとしてたら、ついにイノシシ自ら間違いを教えてくれた。…ありがとう。

自宅の物置と化してる離れと隣の空き家の間は、ボロボロな金網があって、野良猫もその一角から出入りしているようだから、たぶんイノシシもそのルートだろう。(今日イチニチの調べで、地上から20センチの隙間があれば侵入できる柔軟性、60〜70キロの障害物は鼻で押し出せる突入力もわかった。)猫ならこちらが脅せば、サッサと逃げてくれるけど、イノシシは下手に威嚇すると臆病すぎてまさに猪突猛進するらしいし、実際に重傷負ったニュース(死亡記事まで!)もネットにはちらほら。ゆったりとした田舎暮らし、自家菜園生活どころじゃなくなった。ムカデ、クモ、大嫌いなG対策どころでもない。まさか50歳になってイノシシから身を守る事を考えなきゃならないとは…。

イノシシ対策でいくつもグッズを展開しているamazonは実に心強い。そして、私が参考させていただいた(気分的に助けられた)サイトも残しておこう、ある時の誰かの為に。

鳥獣被害対策.com  

鳥獣被害対策の知恵袋でみつけた上記のブログ

住まいのコープ スタッフさんブログ

CHICAKOLABO さんのブログ

イノシシ対策を共有できる友達はまだ見つけていないけど、まずはamazonさんからグッズを届けてもらおう。奴らの隠れ場所になりそうな、ボロボロ金網付近の雑草どもを片付けよう。 

続報書きます


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