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【未熟児】まさか自分の身にこんなことが起きるとは思いもしなかった【低出生体重児】
こうちゃんだけでなく私も危険な状況だったらしいです。
病名は常位胎盤早期剥離。
原因は不明です。
私はお酒も煙草もしないし高血圧でもないし、なぜ起きたのかは不明ですが、一定の確率で起きることだそうです。
私もこうちゃんも命があることに感謝しました。
出産の翌日、やっとこうちゃんのいるNICUへ行っていいと許可が降りました。
保育器に入ったこうちゃんは痩せていて、管がいっぱいついていて、見るからに弱々しかったのですが、そんなことより会えたこと無事に生きていたことが嬉しかったです。
こうちゃんは直接母乳を吸う体力がまだないので入院中は搾乳した母乳を届ける日々でした。ミルクの量も増え、5日目には保育器からコットにでられました。
そして、私は1週間の入院が終わり退院する日です。だけど、こうちゃんはまだ入院していなければなりません。
退院手続きを済ませ、NICUにいるこうちゃんに会いに行きました。
和やかな雰囲気のなか主人がミルクをあげていると、看護師さんが「顔青くなってない?起こして!」と言ってこうちゃんの背中をトントンしながら「先生呼んで!!」と叫びました。
何が起こったのか理解できず、何もできず、ただボーゼンとするしかなく、我が子を亡くすかもしれないという恐怖に再び襲われました。
後ろ髪を引かれる思いで病院を後にしました。
家に帰ってからも死んでしまったらどうしようと落ち着かず、病院から容態が急変したと連絡が入ればすぐ駆けつけられるようにしておきました。
翌日病院へ母乳を届けにいくと「先生からお話があります。」と言われ見てみると、こうちゃんは保育器に入っていました。
せっかくコットに移ったのに。
絶対に良い話じゃない、そう分かっていました。
私は足がすくんでその場から動けなくなり、看護師さんに連れられなんとか先生の前に行けました。
「吐き戻したり呼吸をとめてしまうことがあるので、ミルクアレルギーの可能性があります。今はミルクを中止します。」ということでした。
私も主人も食べ物にアレルギーはないから可能性は低いかもしれないとも。
命が危ないとか障害があるとかそういう話ではなくてホッとしましたが、なんで次から次へとこういうことが起きるの?と思いました。
ミルクの量を少しずつ増やしていき、結果ミルクアレルギーではありませんでした。
早産により一時的に肺が未熟だっただけみたいです。
慎重に経過を見たため、結局1ヶ月も入院しました。
低体重児はRSウイルスに感染すると重症化することがあるらしく、生後半年までは月に1度シナジス注射を受けることになりました。
またフォローアップ外来に通うことも決まりました。
医師からは3歳までは発達・発育が遅れると思っておくよう言われました。
生後1ヶ月で体重はやっと2980グラム。
ミルクの量を減らしていたためあまり増えませんでした。
貧血ぎみで体力もないため母乳をいっぺんに飲めず、夜もしばらくは1時間おきの授乳と、すごく手がかかりました。
でもおかげで体重はみるみる増えていき、見ためもだんだん、赤ちゃんらしく、プクプクしていきました。
母子手帳に書いてある乳児身体発達曲線の中に生後3ヶ月でようやく入ることもできました。