粉末洗剤の消費が減っている! 我が家では増えているけど… なぜ?
土曜日の朝は…洗濯です。
それも大量の。
金曜日に子どもたちが幼稚園から持ち帰った上履き、お荷物バッグなどのたくさん洗い物を持ち帰ってくるので、それを土曜日の午前中に洗って干しての大イベント。
風呂場にバケツ用意して、粉末洗剤を入れたらシャワーで泡立てながらお湯を入れ、その中に上履きを投げ込みます。汚れよ~落ちろ~!
あれま、粉末洗剤が少なくなってきたので買わないとな…あれ?
洗剤容器見ながら思いました。
最近、粉末洗剤の種類って減ったよね。
買っている人も確実に減っている…。
我が家はこんなに使うのに?
粉末洗剤の販売数は減っている!
調べなくても日常生活の体感で感じていると思いますが…
洗濯用洗剤の販売量は液体洗剤が増えて、粉末洗剤が減っています。
売り場面積が明らかに違いますし…。
日本石鹸洗剤工業会が公表している1987年から2020年までの洗剤販売推移を確認してみると、販売数量での比較ですが液体洗剤は2002年くらいから増加、粉洗剤との逆転は2011年位と見られます。
明らかに粉末洗剤の販売量が減っている…。
このままでは粉末洗剤が無くなる?
当面は粉末洗剤はニーズがあるので大丈夫でしょう。
液体洗剤と比べると粉末洗剤は安価で強力、扱いやすい特徴があります。
このため、洗濯する時におしゃれ着なら専用洗剤、白く漂白したい時は漂白剤入のものなどの使い分けをするように、液体洗剤と粉末洗剤を使い分けて活用される方がいるってのがポイントですね。
洗濯用洗剤といえ日本初の洗濯用洗剤「花王粉せんたく」を販売し、「アタック」ブランドで粉末タイプも液体タイプも出している花王さん。自社で二種類のタイプを出しているだけあってQAにドンピシャの記事「洗たく用洗剤の種類と選び方は?」があります。
一般に皮脂による汚れを落とすの弱アルカリ性タイプが非常に効果的とのことで、中性タイプよりも強力な洗剤とされています。粉末洗剤はどの製品も弱アルカリ性タイプです。
一方、液体洗剤は中性タイプと弱アルカリ性タイプに分かれていて、メッチャ強力!ってのが売りの製品は弱アルカリ性のようです。
ただ、最新の洗浄成分(花王の場合はバイオIOS、で使われている)を使った、アタックゼロは中性タイプですが、水にも油にもよく溶ける表面活性剤を利用していてしっかり対策されているようです。使ってみたい…。
こうなると弱アルカリ性だから良いねとも言い切れないですね。
でも、やっぱり液体洗剤は粉末洗剤と比較すると高い。そんな訳でちょっとした下洗いや靴の浸け置き洗いには粉末洗剤の需要があるようです。
※我が家のニーズもまさにコレ!
やっぱり使い分け需要!
ここまでの話題どおり、やっぱり最後は使い分けによる需要なんですね。
我が家でもちょっと下洗いしたい、靴を浸け置き洗いしたいときには粉末洗剤一択です。特に子どもの泥汚れ衣服は粉末洗剤なしには解決不可!
・汚れがひどい子供の衣類に
・靴や上履きの浸け置き洗いに
・スポーツウェアや作業着などに
安価で洗浄力の強さを求めると、どうしても粉末洗剤。
世間の流れは?
粉末洗剤についてここまで書きましたが、2021年5月号のLDK特集「毎日ラクする♪ [液体]洗濯洗剤NEWランキング」のタイトルからも分かるように、やっぱり定番は液体なんですよね。
LDKの過去の洗濯洗剤特集(ランキング)では2017~2019年までの3年間は粉末洗剤が1位でしたが、2020年はジェルボール、そして今年2021年は調査の対象を液体に絞っている…。
もう、世は液体洗剤。
こうなると液体洗剤は進化を遂げ、より安価で強力なものになり、粉末洗剤は特殊な下洗い専用洗剤とかに変わってしまう気がします。そうなると、頑固な汚れ専用洗濯石鹸であるウタマロ石鹸と同じ扱いになるのかな?
ただ、我が家の粉末洗剤はこれからも当面現役だぞ!