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TP-Linkルータ経由でAirPrintが正常に動作しなかった(解決済み)
在宅勤務が長くなり、家のネット環境も適正化しようかなと掃除ついてにWi-Fiルータのファームアップデートやら、ネットワーク構成を見直していました。
ちゃんと設計して、きれいにしたつもりだったのですが、「動いているものは触ってはならない」ルールが適用されたのか、そもそも何か間違っていたのか、TP-Linkルータ(AX1500)経由でその配下にいるプリンター(Canon TS-8000シリーズ)とiOSデバイス間でAirPrintが利用できなくなりました。
現象
▼AirPrintが利用できない
iOSデバイスをご利用の方はご存知だと思いますが、お手軽簡単にiOSデバイス(iPhone/iPad)内の写真を印刷できるサービスです。このAirPrintを実行しても対象のプリンターが見つからないとのエラーになってしまい、印刷まで進めることができません。
▼Canon Printアプリからプリンターステータスが確認できない
iOS用のプリンター管理アプリ「Canon PRINT Inkjet/SELPHY」経由でプリンターの情報を取得することができなくなりました。これまではインク残量とか確認できたんですけどね。
▼Windows端末からも印刷ができない
これまで印刷できていたPCから印刷ができなくなりました。
これらの現象の発生となる切っ掛けは何だったのか?
おそらくファームアップだったかな?と感じています。
※過去の設定バックアップがないので比較できず…(片手落ち)
解決方法
ルータの設定画面(Web画面)の設定を変更する必要があります。ご自身の環境にあわせ、確認ください。
「詳細設定」から「ネットワーク」→「IPTV / VLAN」を開きます。
「マルチキャスト」設定(※以下の図)の「ワイヤレスマルチキャスト転送」設定を「無効」(チェックを外す)にし、設定を有効にします。
この設定はデフォルト「有効」(チェックあり)です。
上記の設定後、設定が反映されたのを確認し、iOSデバイスからAirPrintを実行すると正常に動作することを確認しました。
考察
この問題の解決に役立ったナレッジは以下の公式コミュニティページのコメントでした。英語苦手なのでGoogle翻訳にぶん投げたものをコピペしておきます。
WMFをオフにすると問題が解決することがわかりました。これらの古いデバイスのWiFiアダプターはおそらくそれを処理できません。
私はこれを試しました。そして今、私の電話/iPadとラップトップはスクリーンミラーリングによりプリンターとテレビを見ることができます。
なるほど、サッパリ分からないのですが問題が我が家でも解決しました。
分からないけど解決したのでは情けないので「ワイヤレスマルチキャスト転送」(WMF:Wireless Multicast Forwarding)についてもGoogle先生にお問い合わせしてみました。
見つかったのはCiscoのウェブサイト。技術についてはサクッと書かれているだけで、詳細はよく分かりませんでした。
ワイヤレス マルチキャスト転送(WMF)は無線ネットワークのトラフィックを転送する効率的な方法です。 それはマルチキャストのターゲットとされたメンバーへだけトラフィックを送信することによって伝達問題を解決します。 WMF はグループの参加要素を把握するのにインターネット グループ管理プロトコル(IGMP)を使用します。 それは状況で一般にそこに利害関係を持つホストだけマルチキャストを受け取る必要があるとき有効に なります。
ん?この記載を見るとマルチキャストパケットをぶん投げまくるのではなく、必要なメンバーにのみ送信すると…これが悪さしていたのかもしれません。真意は知識不足で追えなかったのですが、少なくともWMFを無効にしたらAirPrintは利用でき、Windows端末からも印刷が可能になった。
その事実から学ぶことができました。
いずれ、理解したいね。
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