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10分間の宇宙遊覧に詰まった驚きと期待
朝、いつもどおりテレビを付け、YouTubeでニュースを見ようかとAmazon Fire TVを起動すると「First Human Flight」の文字が目に飛び込んできた。
ファーストヒューマンフライト?
宇宙から見た地球のような写真。
あっ!これはもしかして…日経新聞で先月見た記事を思い出した。
そうだ、ベゾスさんが弟と宇宙飛行するとニュースになってましたね。
まず、打ち上げを見てみよう!
おぼろげな記憶と期待でバナーを選択し、録画の動画を早送りでチェック。動画の長さは2時間12分14秒と映画一本分。Amazonプライム会員なら無料で見られるので、是非チェックして欲しい。
Amazonプライムビデオ:Blue Origin’s First Human Flight
英語で説明が色々語られ、期待を高めてくれますが、そんなのはぶっ飛ばして、1時間41分26秒へシークバー(再生場所を示すスライダー)を移動して欲しい。ちょうどカウントダウン10秒前だ。
さあ、ここからはじまる10分間を共に堪能しよう!
飛び立つ瞬間は血液が熱くなり、ブワッと汗が吹き出す感覚、完全にこの瞬間を共有している(録画だけど)空気に大興奮。家族に凄いよ!凄いよね?の連続だった。
そして、エンジン点火から3分24秒付近で「WHOOOO!!」このときの高度が約100km(328,084FT)。そう、一般に地上100kmを宇宙とする定義からすれば、そこは宇宙なのだ。
画面下の「ZERO-G」サインも生々しく感じる。
きっと、カプセル内は無重力状態なんだろう。
しばらくして、カプセルと切り離されたロケットブースターが戻ってくる(シークバー:1:48:30付近)。これが結構な速度で垂直に地上へ落ちていき、地上直線で見事に減速して垂直に着地。
この姿勢制御は本当に驚きです。
カプセルは重力に身を任せるように徐々に降下、パラシュートを段階的に開き、減速をしながらゆっくりと着地。約10分間の宇宙旅行でした。
Amazonプライムビデオの動画ではカプセル内の様子はなく、着陸まで外部映像でしたが、YouTubedeはニュース映像でカプセル内の動画が公開されています。
実際に重力を振り切るGを感じながら地上100kmに到達し、カプセル内から肉眼で宇宙や地球を見た彼らの興奮は、言葉にできるそれを超えているでしょう。
動画で非常に残念なのが単位問題。
速度単位はMPH(マイル/時)、高度単位がFT(フィート)で表示されるので日本で暮らす私には馴染みがない。なんとなく脳内換算でMPHの約1.6倍が時速、1フィートは0.3mくらい…
やっぱりリアルタイムで盛り上がれない単位だね。
妻は反応は冷めていた。
興奮状態の私とは異なり、妻はさっぱりと
お金持ちって凄いね。
多分、それは正しい。
もし、無料だったら行くか?私はノーだと思う。
やっぱりお金持ちって凄いんだよ。だからお金持ちだと思う。
だって、民間初の有人ロケットに乗って宇宙行っちゃう。
しかも、絶対安泰なAmazon CEOを辞めて。
突き進んで、色々な反感や非難もあるけど、やっぱり他の人が真似できないファーストペンギンになる。これは誰にでもできることじゃない。
そんなこと思って妻と話していたら日経新聞電子版に腑に落ちる記事があった。なるほど「後悔最小化理論」と。腑に落ちるけど、これは真似できることじゃないなと改めて思った。さすがだ。
この行動力が「次は何を見せてくれるのだろう?」と注目を集めるし、そこに期待が集まる。そして、この期待通りの夢を見せてくれるベゾスさん、次の一手にさらに期待します!
まだ打ち上げの様子を見ていない人はYouTubeでも日テレNEWSチャンネルでノーカット映像を見られるので、チェックして欲しい。
#日経COMEMO #NIKKEI
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