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「感性を磨き、思い込みから解放されよ。精神と肉体を解き放て。幸福とは、その先にあるもの」。


映画「春画先生」のラストで、主人公がつぶやく言葉。

乱暴なことは嫌いだった。
汚い言葉も。
下品な表現も。

でも、春画と春画先生に魅せられた女性が、アンモラルな世界の中で手にした純粋な愛と欲望が、切なくて美しくて涙が出た。

早朝の台所。小鳥の鳴き声。鰹節で丁寧に出汁をとって作る朝食。割烹着。
窓辺の柔らかな光の中で、この言葉をつぶやく主人公の突き抜けた表情に、この世界には、本当に善悪などないのかもしれない、と思った。

全てはバランス
美しいコントラスト

「感性を磨き、思い込みから解放されよ。精神と肉体を解き放て。幸福とは、その先にあるもの」。

体の中心から脳天まで、悦びが駆け抜けるような文章に、また一つ出会えた。


久しぶりに描きたくなって描いてみた

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