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雪かき道具たち①

2025年1月4日正午の積雪は、「青森市と弘前市で114センチとなり、いずれも平年の3倍以上。弘前市では1月として1位の記録を更新」したそうだ。

https://tenki.jp/forecaster/deskpart/2025/01/04/32006.html

県では豪雪対策本部を設置して、「除排雪が追いついていない地域に対し、比較的余力があるほかの市町村で除排雪を行っている業者が応援に入るよう調整」する等に着手している。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/aomori/20250104/6080024485.html

豪雪は青森に人が住み始めて以来の課題だと思うが、現在に至るまで根本的なソリューションは開発されていないように思われる。
今冬からGPSを活用した「スマート除雪」の実証実験が始まったが、これは従来の除排雪用車両の作業効率の向上を図るものであり、「まとまった除排雪は、二つの重機(ダンプカーと大型トラック)に頼らざるを得ない」という構造はそのままだ。

一方で、家庭用の雪かき道具は種類がとても豊富だ。
青森市に居を構えて、本格的に雪かきに向き合わなければならなくなったとき、そのことに気がついたわけだが、そのときは「いろいろな道具があるものだな」と関心した。

以下は、我が家にある道具達だ。


スノーダンプ。通称「ママさんダンプ」。
まとまった量の雪を運ぶのに欠かせない。雪を壁等に押しつけて体積を減らすのにも便利。


スノープッシャー。
比較的薄い積雪を除けるのに便利。
地面と密着するので、コンクリート等に張り付いた雪をきれいに削り取れる。


雪ハネ。
スコップより幅が広いので、降ったばかりの軽い雪を広範囲に掬うのに便利。
軽いが脆いので、僕は「ヘラみたいなやつ」と呼んでいる。


剣スコップ。
先がとがっているので、固くなった雪を割るのに便利。


角スコップ。
幅広なので、1回に掬える雪の量は剣スコップより多い。
剣より破壊力がないので、雪が固くなってくるとあまり出番がない。


運搬用ソリ。
家の脇にためておいた雪を、近所の雪捨て場に運ぶときに使う。

以上の6種類だ。
戸建て住宅に住んでいる場合、これらがあればとりあえずは大丈夫だろう。

冬場はこれらを駆使して雪かきに励む。
雪の量や状態に応じて道具を使い分けるのが、戦術を考えているようで楽しいと言えば楽しい。
基本的にはつらいけれども。

ちなみにどの道具を使う場合でも意外に厄介なのが、「圧縮されきっていないスカスカの雪」だ。
圧縮されていないので形が崩れやすく、まとまった量を運びづらい。

ひとかき当たりの運搬量を高めるためには、いきなり道具を雪に打ち込むのではなく、「いい感じに圧雪する」ことが必要だと思う。(場合によっては雪をかくまでもなく、それだけで事足りることも結構あると思う)

具体のアイデアは次の投稿で。


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