本当にメンタルが理由ですか②
この記事の続きです。
例えば平日は学校、放課後は塾や習い事があり、パデルは週に2回90分ずつしか練習出来ないジュニアがいたとします。
オンコートで全力を尽くすのはもちろん、マンガを読む代わりに本を読んだり、テレビを見る代わりにトッププレーヤーの試合を見、ぼーっとする時間があるぐらいだったら鏡で自分のフォームを見ながら素振りをする。
このジュニアは間違いなくコート上で自信を持ってプレー出来ます。
ですが対戦相手が全国レベルのジュニアであれば、客観的に見てやはり勝利する確率は低くなります。ということは、「自信を持って試合に臨んだが負ける」ということは十分あり得るわけです。
これを見て親御さんが、「なんで負けたの?!」となると、多くの場合そのジュニアは限界まで努力しなくなるか、勝とうという意欲を前面に出さないまま練習や試合に臨みがちになります。
この時ジュニアは、(意識的にも無意識的にも)これだけ頑張って努力して、試合も最後まで諦めなかったのに負けたらあーだこーだ言われるぐらいだったら、最初から頑張らないで負けとけば、「そりゃそうよね、あんな程度の頑張りじゃ負けるわよね」となり、努力と結果が比例することになるからあまり怒られずに済むかも、という思考になります。
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