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生理痛の根本原因はこれ

こんにちは!

体調不良・病気で苦しむ人を1人でも減らしたい
東大薬学部卒アンチエイジングアドバイザー
福嶋大介です。

今回は「生理痛の根本原因はこれ」について記事を書いてみました。


●そもそも痛いとは何か?


これは"プロスタグランジン"という物質が分泌されています。

これは身体中の痛み反応が出ている時に
出ている物質です。

怪我ですりむいた
火傷してヒリヒリする
頭痛がある

これは全部
プロスタグランジンという物質が
「痛いよー」と人間の脳みそが感じるようにしてくれています。

今回はこのプロスタグランジンが子宮で出ているわけです。

●プロスタグランジンとは


プロスタグランジンは
脂肪酸から生成される生理活性物質。

様々な生理的機能を持っています。

・炎症反応(痛みでここが炎症だよ!て示してくれる)
・血小板の凝集
・血管の収縮・拡張
・子宮の収縮

など

プロスタグランジンはホルモンのように局所的に作用し、速やかに分解されるため、全身に影響を及ぼすことは少ないです。

●子宮収縮のメカニズム


月経周期の終盤や分娩時に

ざっくりいうと

子宮内膜や胎盤から
プロスタグランジンが大量に生成される

子宮筋(平滑筋)に作用

収縮


より詳しくいうと
具体的には

プロスタグランジン

子宮筋の細胞膜にある
プロスタグランジン受容体(主にEP1、EP3受容体)に結合

細胞内のカルシウムイオン濃度が上昇

このカルシウムイオンが
子宮筋のアクチンとミオシンというタンパク質間の相互作用を促進

筋収縮を引き起こす

●子宮でのプロスタグランジンの役割

1. 月経時:
月経周期の後半では

プロスタグランジンが増加

子宮内膜が剥がれる際に
子宮を収縮

経血を排出

プロスタグランジンは収縮だけじゃなくて
痛みを感じる神経を刺激するため
月経痛の原因ともなる

2. 分娩時:

分娩が近づくと

胎盤や子宮が
プロスタグランジンを分泌

子宮収縮を引き起こす

陣痛を促進

胎児を外に押し出す

●痛みの物質が出る原因


生理痛の原因は主にプロスタグランジンの過剰生成にあります。

子宮内膜が厚くなる

プロスタグランジンの生成も増加

それに伴い子宮の収縮が強くなる


過剰な収縮

血流を制限

酸素供給が不足

エネルギー不足&乳酸溜まる

細胞内に乳酸が蓄積

細胞内が酸性になる

細胞や組織にとってストレス

体の損傷やストレスは

"痛覚受容器"の神経を刺激

痛みが引き起こされます。

●痛みが続く理由〜負のループ


炎症過剰が血管がぎゅっとなる

血管縮まって血流悪化

酸素栄養行かない

炎症箇所がストレス

痛み物質が出る

神経受容体から
知覚神経で
脊髄→脳
を通る

交感神経ON

また筋肉収縮

の循環が起きます。

●生理痛が痛い時vs痛くない時何が違うの?


①血液循環がいいかor悪いか
→血流をよくする


血の巡りが悪い

酸素栄養行かない

ストレス

これで痛みが出ている

②エストロゲン過剰
→インスリン抵抗性を正常化して、黄体ホルモンプロゲステロンが正常に機能するようにする


プロゲステロンが機能低下、生産低下すると
相対的にエストロゲン機能が亢進されます。

エストロゲン過剰

内膜たくさん作ってしまう

内膜を構成する細胞たちも増えているので

細胞各々がつくる
"プロスタグランジン"が増える


痛みが増す&血管収縮作用

さらに内膜の血流悪化

さらに痛み

●黄体ホルモンプロゲステロンとは

排卵後の黄体が
黄体ホルモンであるプロゲステロンを分泌

子宮内膜が維持される

*受精が起こらなかった場合
黄体は退化

黄体ホルモンプロゲステロンの分泌が急激に減少

子宮内膜を維持するためのホルモンバランスが崩れる

内膜が剥がれ落ちる準備が整う

子宮筋の収縮が始まる

ただし
この段階では通常では痛みは感じません。

●通常は痛みが出ない理由


プロゲステロンが低下した直後の段階では、次のような理由で痛みが出にくいです:

・収縮の強度:
黄体ホルモンであるプロゲステロンの低下

子宮の収縮

しかしこの段階での収縮は急ではないので穏やか


・プロスタグランジンの影響がまだ少ない:

黄体ホルモンであるプロゲステロンの低下が始まった直後

痛み物質プロスタグランジンの生成もまだ急増していない

子宮筋の収縮や痛みの感受性も比較的低い

●痛みが出るタイミング

生理痛(痛み)が実際に感じられるのは、

①血流が悪い

②エストロゲン過剰で内膜がどんどん過剰につくられる

③内膜を正常に保つ黄体ホルモンプロゲステロンが正常に機能していない

●生理痛の改善方法は


①血流が悪い

→ドロドロになるような食べ物を減らす、ビタミンミネラルをとる、良質脂をとる

②エストロゲン過剰で内膜がどんどん過剰につくられる
③内膜を正常に保つ黄体ホルモンプロゲステロンが正常に機能していない

→インスリン抵抗性の改善

●インスリン抵抗性と生理痛


インスリン抵抗性とは、体の細胞がインスリンに対して反応しづらくなる状態。

この状態が続くと

血糖値が高まり

体内での炎症が促進

炎症で
プロスタグランジンの生成

生理痛の原因となる
子宮の過剰な収縮

また

インスリン抵抗性が進行

エストロゲン過剰に

子宮内膜がさらに増殖

生理痛

●インスリン抵抗性の改善方法


インスリン抵抗性の改善には、
まず食事とライフスタイルの見直しが重要です。低

糖質の食事を心掛けることで、インスリンの分泌を安定させ、血糖値の急上昇を抑えることができます。

また、適度な運動もインスリン感受性を高める効果があります。

特に、筋力トレーニングは筋肉量を増やし、インスリンの効率的な利用を促進します。

また、ストレス管理も重要で、過剰なストレスはインスリン抵抗性を悪化させます。



食事栄養
筋肉
ストレスコントロール

このあたりが大事になります。

以上です。

福嶋大介

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