World Trails Conference

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前回、参加したのは3日間と書きましたが…思い出してみたら結果2日間だけでした。

Caminoを楽しみすぎましたが、あくまで個人的な旅なのでトレイルの勉強をする以前にトレイルでの出来事を楽しまないとね笑

この会議に参加しようと思った理由は端的に言えばノリで、理由をつけるとすれば以前のオーストラリアでの会議と同じように、こういう場でどういった課題やチャンスが話題になっているのか、各ジャンルや世界全体のトレイルの現状を知って、自分がその世界に身を置きたいと感じるかどうか(わくわくするかどうか)を改めて確かめたかったわけです。


ちょっと話が変わりますが、マウンテンバイクトレイルに関して思う所で非常に極端な例ですが、遊ぶのが好きすぎる人は作り手の苦労を忘れ、作るのが好きすぎる人はそのトレイルが周りの環境に及ぼす影響を忘れ、環境を考えすぎる人はチャリンコがもともと遊びだということを忘れがちのような印象があります。

幸運なことに日本ではもちろんのこと、世界中でその三つをバランスよく、高いレベルで実現して活動している人たちに会えて感銘を受け、そうありたいと常々思ってきました。それらのバランスがとれた仕組みやコミュニティーを作るのがマウンテンバイクを持続可能なかたちで楽しむには必要不可欠だと思うからです。

会議の場に行くと、ただ遊んでいる時は表面に出てきにくい環境の面で非常にレベルの高い人たちとコミュニケーションが取れてとても勉強になります。全体のバランスが取れている人ももちろんたくさんいます。

細かい具体的な内容についてはちょっと調べればすぐに出てきますし、課題はどこも大体同じ、解決法は千差万別としか言いようがありませんでした。

各ローカルにはそれぞれの歴史、ルール、自然環境があるわけで、普遍的で明確な答えがあるものではないですよね。

ただ、会議の場に集まれば同じパッションをもとに世界中でローカルの課題と戦っている同士がいて、課題に対する意見やチャンスを投げかけてくれる仲間がいる。そんな場のように自分の目には映りました。

そういう場があることを経験から知ることができたのは非常に良かったと思います。

今回は自分自身でプレゼンテーションをしたわけでもなく、ただ話を聞いて、気になる人には声をかけた程度なのでこの場にいたことはすごくもなんでもないですが、「やっぱこの世界はおもろいなあ」と大いにワクワクできたので自分の中では大満足です。

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世界のトップレベルでシュレッドする友達は沢山いたし、今はもちろんのこと各地でディガーにはお世話になってきましたし今はディガーでもあります。

自分の中では残るもう一点、環境の分野でも世界の事情を知りたいと思い、それをするために大学院にいくことはずっと考えていて、その先には世界のトレイルをもっと楽しめるし、楽しい場所を作り出すこともできるのかなと。

カナダにいた時にはぼんやりとしていた画が少しずつ明確になっていくのでした。


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