2-5-1(ツーファイブワン)について
[朝練04]251について解説した内容の文字起こしです。
タイムコードがありますので、目安にして頂いて、聞き逃したところや、
振り返りに使っていただければ幸いです。
00:00:00
では9月26日
ズーム朝練音楽理論の会やってきたいと思います
今日は第4回目になりまして
1回目はダイアトニックコードについて
2回目セカンダリードミナント
そして前回が五度圏についてやってきておりました
今日の内容がですね
「2-5-1」というところを解説したいと思います
これはですね
セカンダリードミナントの内容に結構近い内容になるかなと思ってます
前回やってた五度圏っていうのはですね
00:00:45
どういう内容だったかと言うと
時計回りに5度で進んでいく12keyの進み方と
反時計回りに4度で進んでいく12keyの進み方がありますよ
という紹介でした
これを使って
シャープの付く位置、シャープの数フラットの数と位置
その辺を解説したんですけれども
覚えなきゃいけないのは
CからF#まで時計回りに6個、Cから反時計回りに♭6個という
このCGDAEBF#っていうのと
C,F,B♭,E♭,A♭,D♭,G♭,
っていう順番は覚えましょうということで
さらにはですね
この真ん中に書いてあるファドソレラミシっていうやつは
シャープの付く位置になりますので
これも覚えましょうということです
00:01:46
例えばDのキーだったら
Cから2回移動してますのでシャープがに2個必要になります
何につけるのって言うと、ファ、ドって
付ければいいですよっていうのが
この前回の五度圏の内容でした
00:02:01
もう一個大事だなと個人的に思ってるのはですね
この5度のサイクルっていうのは拡散していくようなコード進行になってるように聞こえてます
反時計回りの方、4度の方はですね
これはすごくJ-pop、ジャズ、 一般的な音楽というかまぁ
商業音楽の中では非常に多く登場するコード進行で、
4度の方のサイクルで進んでいくっていうのが 非常に多いんですけども
こっちはどちらかと言うと収束していくような
響きになっているように聴こえます、個人的には
00:02:40
ちょっと聞いてみますかね
はいじゃあよくあるほう、4度の反時計回りで
ちょっとぐるぐる回ってみます
00:03:19
これに比べて
じゃあ時計回りの方はどういう風に聴こえるかって言うと
こっちの方がなんか拡散していくと言うか広がっていくような力があるように 聴こえます 自分はね
別にどっちが良いとかそういう話じゃないんですが
反時計回りの収束型の方が一般的な曲では多く登場します
00:04:02
では今日の内容に入っていきたいと思います
今日はですね
2-5-1について
喋っていきたいと思います
ツーファイブワン
何のこと言ってるかと言うとですね
ちょっと戻りましょうね
Cのkeyでダイアトニックコードっていうのは
1234567と7個ありますね
これCのkeyに限らずどのkeyでやっても7個ありますよね
でダイアトニックコードっていうのは
この1度Maj7、2度m7、3度m7、
4度Maj7、5度7、6度m7、7度m7(♭5)
ハーフディミニッシュですね
これが標準装備ですよっていうところだったんですが
これの、2と5と1のことを言ってます
ツーファイブワンて言うのはね
00:05:13
この動きっていうのは
このセットで登場することが多いです
5-1ってのがそもそもドミナントモーションっていう大事な動きでしたよね
苦しいところから解決しますよね、
ストレスある所から、解放される
これ心地いいですよね
それの「2」も持って来れますよって言うのがこの251でセットで登場することが多いです
00:05:51
これ今、Dm7、G7、Cで弾きました
ちょっと書いてみましょう
Cのkeyだったら
2-5-1ですから、2、5に行きまして、1です
これがですね
00:06:58
メジャー251と呼んでます
これ本当はですね
ローマ数字で書くのが良いんですけど
パッと見てたぶん分からない人が多いんで
あえて普通の数字で書きますけど
00:07:16
Dm、G7、CMaj7です
これをパッと見て、あっ、ここ251になってるなっていう風に見えるようにするっていうのがまあ大事なんですけども
00:07:36
もう一個251あります
マイナー251ってのがあります
251は2種類あります
メジャー251とマイナー251
00:07:54
じゃあマイナー251ってのは何なのか
と言うとですね
解決先がですね
今Cっていうメジャーに解決するのでメジャー251
じゃあマイナー251っていうのは
マイナーに解決する251の事を言ってます
00:08:11
じゃあここでそうですね
Cmにしましょうか
じゃあ2番目って何ですかって言うとDですよね
このDはですね
m7(♭5)して下さい
ハーフディミニッシュにしましょう
というのがマイナー251の特徴ですね
で、G7、これは変わりません ただですね
こっちはオルタードテンションが入ることが多いです
どっちも入れられるけど
どこかでまたその話をするかもしれないけど、まぁ
オルタードテンションっていうのは
ちょっと不協和音をさらに強めたような感じなんすけど
G7の#5とか ♭9とかは
このマイナー251の方にはすごく相性がいいんですね
またどっかで喋ろうかなと思いますけども
00:09:18
はい、こちらがメジャーと251とマイナー251になっております
いつ使うのかって言うとですね
いつでもどこでも使えます
いつでもどこでも使えますっていうのはセカンダリードミナントの話がありましたね
このドミナントモーションっていうのが心地が良いというが、コード進行としてよく登場するので
それをいろんな所で使いたいんですよっていうのが
セカンダリードミナントでした
なのでDmにもEmにもFにもGにもAmにも
Bにはあんまりやらですけど
セカンダリードミナントをどうやって作るかって言うと
00:10:04
5番目を持って来るって言う話でしたよね
例えばDに向かう5番目って何なんですかって言うと
レミファソラって言ってA7が出てきます
これはAメジャーでもいいんですけど7にすることで
中にトライトーンっていう♭5の不協和音が入ってきますから
より強力にDに向かわせることができる
より強力に気持ち悪い音を出そうっていうことですね
で今5を持ってきました
ここに2を思って来れますよっていうのが
251ですね 2は何でしょう?
Dmからの2なのでEですね
ここでEm7っていますけど
マイナーに解決するための251ですよね
Dmなんで
こちらハーフディミニッシュにしましょう
00:11:05
じゃあ全部やりましょうか
せっかくだから練習だと思ってやりましょうか
Emに向かう5番目は何ですかって言うと
ミファソラシってB7が出てきます
では2番目は何でしょう?Fですよね
ただEとFっていう距離はこれ
全全半全全全半だったので
ここ半音の距離になってますから
2っていうのはね全音の2じゃないといけません
♭2じゃないですよねこれね
これ♭2だったら話は別なんですけども
2なのでこちらはF#が必要です
そしてマイナーに向かってますので
ハーフディミニッシュになります
はいじゃあFに向かうやつどうですか
ファソラシドってC7が出てきますね
2は何でしょう Gですね で、メジャーに向かってますので
メジャーの251は普通のマイナーを持ってきます
Gm7を持ってきます
00:12:14
はいG7に対して、まあG7に対してってこれ
あんまりあれだけどまあ持って来ましょうね
そうすると5番目はD7ですね
メジャーに解決してるので2番目はAm7になります
さあ6番目Amに向かうには5番目なんでしょうか
E7ですね
2番目なんでしょうって言うとBが出てきます
マイナーのコードが1になってるのでマイナー251ということで
これはBm7(♭5)
偶然これとまったく一緒な感じになってますけども
こちらが前々回
セカンダリードミナントについて出てきましたけど
それの延長と言うか更に2も持って来れますよっていうのが
この251というものなんですけど
00:13:11
では例としてですね
どういうものがあるかと言うと
これはセカンダリードミナントの時にも紹介したんですけど
C,Am,F,Gというコード進行があったとして
これで曲を作ったとします
メロディーがこれで生まれて、良い曲できたなってなったとしますね
00:13:57
ちょっとアレンジしたいとかもうちょい何かグッとくるような
何か入れたいなっていうことで5番目を持ってきますから
Aの5番目ということでE7が出てきましたね
毎回必ずやりましょうってことじゃないんだけども
練習でそれぞれ持って来ましょう
00:14:20
はい、これで弾いてみますね
よりワンクッションあって
ぎゅっとしてからAm、ぎゅっとしてからFみたいな感じに聞こえたと思います
さらにじゃあこれの2も持って来ちゃいましょうっていうのが
この251のアイディアなんですけども
じゃあAmの251は何でしたっけ
Bのハーフディミニッシュ出てきますね
Fに向かう251
メジャーの方ですからGmできますね
ちょっと最後 D7からG7っていうの
ここをもうもともと5ですから
じゃあ2持っていきましょうって言って
Dm持って来ましょうか
こうやってこうやってみたいな感じにしてみます
00:15:44
これでちょっと弾いてみましょうか
こんな感じですね
なんかよくある感じになってきたと思いませんか
00:16:14
この251っていう
「どっこいしょ」
みたいなやつがね
いろんなとこに入ってるんですよ
我々が普段耳にする曲の中ではですね
もう1回弾いてみますね
はいこんな感じです
25って用意するとですね、あの非常に何て言うか
5−1とかセカンダリードミナントだけでも
持っていけるんだけど
よりちゃんと準備をして、そっちに導いてあげられるような
サウンドになったんじゃないかなと思います
滑らかですよね
これを使えばどこにでも行けます
00:17:07
どこにでも どんな無茶でもできるって言うくらい
251は何て言うかこう新しいところに、次に導くっていうかなんていうか
その道筋が非常に良く整ってるというか
例えばですね
じゃあもう超無茶してどうしようかな
ここE♭にもう 次のセクション入りたいんだよ
何て言って急には入れないんですよね
入れないことはないんだけど
じゃあこのままね
G7から、、 まあ入れないこともないんだけど
えーと、、、よりね、滑らかに入って行こうって言うと
E♭の2−5を持ってくればいいわけですよね
そしたらですね
E♭に向かう5っていうのは何ですかって言うと
B♭です
じゃここにB♭7を持ってきて、それの2なので
Fmが出てきますね
そうすると滑らかに、スムーズに
E♭に入ってことができます
00:18:34
ちょっとその手前から弾いていましょうかね
じゃあ頭から行きましょう
何かスムーズにE♭に入っていたと思いませんか
もっと無茶しましょうか
どうする?Dに行きます?
じゃあさらに、ほんと変な風にしたいんだけど、
じゃあBに行きましょう
さらにD♭行きます?Gに行きましょう
00:19:21
こんなの普通はできないですよ
できないっていうか、このまま弾くとですね
全然支離滅裂ですよね
全く意味を成してないというか
何を言おうとしてんのか分からないすよね
でもね、これをですね
また2−5持って来ちゃえば良いわけですよ
00:19:58
じゃあDに向かう2−5−1は何ですかって言うと
5番目A7でしたね
2番目はEm7ですね、メジャーに向かってるので
はいじゃあB向かう2−5は何ですかって言うと5はF#ですよね
F#7持って来まして 2は何ですか
C#mですね
Gに向かう2−5は何ですかって言うと5番目がD7で
2番目がAm7でした
00:20:47
はいじゃあこれで行ってみましょう
頭から行きますね
はいmなんか全然何て言うか
スムーズじゃないですか
これが2−5−1というパッケージなんですね
5持って来れたら2も持ってきちゃって良いよっていうのが
この2−5−1なんですね
これはいつでもどこでも発動できます
好きな時に、どのキーに向かわせることもできます
なのでよくあるのはですね
00:22:14
最後のサビだけ半音上がってるみたいな転調とかよくあるわけですよね
個人的にあんまりそれ好きじゃないんだけど
それやるにはいきなり上がるってのは、まぁ確かにできるけども
それの2−5持ってきちゃえばスムーズに半音上に入ってことができますよね
それがね2−5−1の何て言うか、良いところと言うかね
で、この2−5−1ていうのは
00:22:45
ジャズのスタンダード、ジャズのスタンダードって
そもそもブロードウェイでやってたミュージカルの楽曲がほとんどなんですけども
その当時この251っていうのをたくさん使ってたもんだから、ジャズのアレンジをするとかブロードウェイのアレンジをするっていう
そのやり方、システムをバークリーが、バークリーメソッドとして
1度2度3度とか、コードって言う C7とか、
そういう仕組みを作った時にいっぱい教えたんですね
それがワッて広まって、コマーシャルの曲を作るとかそういった時に
もうこの251を多用することですぐに楽曲が出来上がりますよって言う
そういうやり方を開発したんですけども
それが多く広まったことによって日本の留学生たちがですね
当時そのシステムを勉強して日本に持ち帰ったから
J-popも急にこんな感じになったんですね
いっぱい251は存在します
00:23:48
こうやってみるとkeyから外れてるものってのは
いっぱいあるんですよね
セカンダリードミナントでも登場しましたけどもさらに2も登場するので
今のJ-popとかは、keyから外れてるコードがいっぱい出てくるんですけども
それは2−5っていう形で出てくるのが多いと思います
それ以外にも別の形でkeyから外れたコードってのが登場はするんですけど
それはまた別のタイミングでね
解説したいと思います
ちなみにこれね
00:24:35
これ有名な曲なんです
よくあるコード進行なんですけど
ハナミズキ
これもしかしたら
みたいな感じの曲だったかもしれないですよね
それをいちいちこうやってやって
ドラマチックな演出をしてるわけですよね
まあそうじゃないかもしれないよ
別にそういう意味で作ってるわけじゃないかもしれないけど
例えですね そんなふうに出てきますよという例えです
00:25:37
では練習としてですね 例えばですね
朝練の先ほど出てきた曲が
Body and Soul
っていう曲だったんですけども
コード進行ちょっと見てみましょう
はいここでダイアトニックコードっていうのを覚えてると何のkeyか分かりますよね
フラットが5つ付いてますね
何のkeyでしたっけって言うと
反時計回りに5回移動してますから
D♭ですね
D♭のダイアトニックコード何でしたっけ
D♭、E♭m、、、、
みたいな、ばーっと思いつくわけですよ
00:26:21
そうするとこれは2−5になってますよね
あ、ここはなってない
でも2ですよね、これの5かっていうことです
こっちに向かう5なんだなって
セカンダリードミナントやってますね
はい2−5です
で1に行きましたね
2−5−1ここでやってます
こういう風に見えてきます
じゃ251のところ
00:26:52
全部チェック入れていきますと
ここ251ですね 他どうですか
ここマイナー251なってますね
はいこことここも2−5になってますね
じゃあこっち行きましょう
251ですね
キーチェンジしてます
00:27:23
こちら全部ナチュラルに戻して
#2個のキーに変わりました
何のkeyでしたっけ?
#2個っていうのは時計回りに2個行きましたんで
Dのキーですね
半音上に上がったわけですよ
ありましたよね
さっきちらっと最後のサビで半音上に上がるのあんま好きじゃないんですけどみたいなこと言ってましたけど
2−5持ってくればスムーズにキーチェンジもできます
どんどん見て行きましょう
ここ2−5になってますね
1には行ってないけど2−5ですね
はいここ2−5−1なってますね
ここはセカンダリーで5−1になってますね
はいAメロと一緒なんで251なってまして
00:28:19
はい,ということで
その当時のブロードウェイとかの音楽で
まあこの曲なそうだったかどうかちょっと定かではありませんが
当時のポピュラー音楽、アメリカでのね まあビートルズとかが登場する前の話です
ビートルズが登場したことによって
大きくまた変わってしまったので、そのポピュラー音楽と言う
なんとか認識がね
全部ビートルズみたいになっちゃいましたから
ビートルズはこの251の動きはあんまりしないんですよ
というかほとんどしてないです
こんな風にコードチェンジしません、曲を作ったらね
それがロックとかポップスの新しいサウンドになっていったわけですけども、それ以前はですね、こういう風な曲が多かったんですね
それを簡易的にささっとじゃあもう明日までに曲作んなきゃ、どうしようって言ってじゃあ251連発しとけばとりあえず曲はできるぞっていうのが
この251というか、まあ
00:29:19
このバークリーメソッドの正しい使い方
と言うかね
正しい使い方って言うとあれだけど
うまくこのシステムを利用して
この考え方とかバークリーメソッドの見方っていうのを
うまく利用して曲っていうのを分析したり、曲を作ったりとか
そういう使い方ができますよ
それがこの251とバークリーメソッドっていうものですね
00:29:50
今日の内容は
やはりこの今までダイアトニックコードっていうものを
ちゃんと勉強してないと非常に難しかったんじゃないかなと思います
これ、ぱっと見てここが251になってるなとか Dのキーだとか
B♭のkeyだっていうのもパッと見て、すぐは分からないんですね
何度も何度もこういうレーニングをしていくことで
パッて見た瞬間に、ここがこうなってるぞっていうのが分かるように
これからなっていきます
はいで残り時間あまりないんでね今日はここまでにしたいなと思うんですが
次回はですねコードネームの付け方
Emとかね、そういうコードネームの付け方
あとはテンションというものについて
これイヤトレでもやってますよね
テンションって言うと
9th、11th、13thのこと言ってますが
その辺の話を次回は喋って行こうかな思います
例えばこういうところに分数が出てきてたりしますね
E♭m/Dみたいなね
こういうのの話ですね
この曲の中にはテンションっていうのはありませんけども
テンションっていうのはですね
えーとここに#9とかね、♭13ていう風になってるものをテンションって言ったりするんですけども
その辺のことですね
はいコードネームについて次回は解説していきたいと思います
ではお付き合い頂きましてありがとうございました
皆さん良い日曜日をお過ごしください
お疲れ様でした
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