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JAZZギターオススメ教則本vol.06

「ヘイSiri、ジャズっぽいかっこいいフレーズ教えて」

Siri「この本をAmazonで注文しておきますね」

本のタイトル 「Mel Bay's Complete Book of Jazz Guitar Lines & Phrases」

私のvlogシーズン3[#39]の中で紹介している教則本です。

本編の1分31秒から紹介コーナーはスタートします。

・はじめに

生徒さんから

「ジャズっぽいかっこいいフレーズ教えてください」

ってよく言われます。


正直に言いますと、

答えるのが結構難しいです。


ジャズのフレーズはコードやコード進行に対して弾くものなので、


何に対して弾くものなのかを理解してる必要があります。

即興でやっているので、
自分が弾いたフレーズというのは、
その時誰とどんな演奏しているかによって、
毎回違ったものが出てきます。

個人的にはリック的なものがストックとしていっぱいあるというよりも、

小さなアイデアを組み立てて行くことで、

長いフレーズになっています。


これと言った固まったフレーズというものは持ち合わせていなかったりもします。


・出会い

何を隠そう自分もLA留学時代に、先生に同じように質問していました。

「ジャズっぽいかっこいフレーズ教えてください」

当時LAMA(現LACM)の学生だった私の

プライベートレッスンの先生である、

Bill Fowlerがオススメしてくれた教則本がこの本でした。

教則本紹介の1回目で、

Sight Readingの重要性について話したと思いますが、

その先生がBillです。


・この本の良いところ

所謂ⅱ-Ⅴ-Ⅰ(ツーファイブワン)のフレーズ集とはちょっと違う。

一般的にⅱ-Ⅴ-Ⅰのフレーズ集は、

4小節くらいの長いフレーズが載っています。


この本は

ⅱ-Ⅴ (ツーファイブ)

V-Ⅰ (ファイブワン)

Ⅰ (ワン)


と状況に合わせて、短いフレーズが沢山載っています。

どれも1小節単位で。


・使い方

4小節もある長いフレーズだと、

そもそも覚えるのが大変だし、

覚えたとしても明らかにコピペしたようなアドリブになってしまいます。

そもそもアドリブと言って良いのかすら疑問です。


たとえば

Dm7 G7 CM7


Dm7からG7に向かう短いフレーズをたくさん知ってたらどうですか?


スタートはDm7の短いリックだったとしても、

G7での展開を自由に弾けるとしたら、

それは自分のアドリブソロのフレーズになると思います。


同じようにG7からCM7に向かう短いフレーズをたくさん知っていたら


短いフレーズだからこそ、

自分のアドリブに取り込んで

長いフレーズに発展させることができます。


デモンストレーションは5:24からです


・この本をやる上で注意すること

五線譜とタブ譜がメインでたくさん載っているので問題ないが、

解説はもちろん全部英語。


タブ譜が付いてるが、運指が弾きにくいので

結局五線譜を読むしかない。


もしくは表記のタブ譜を一度弾いてそれを参考に、

自分で運指を考える。(これ重要)



・値段

Kindle版 2,122円

ペーパーブック 3,516円


・おわりに

この本に限らずフレーズ集、リック集のような教則本をやるときは、

タブ譜の数字として覚えるのではなく、

何のフレーズで、何のコードに対して弾いているのか

ちゃんと理解するようにしましょう。


いざ即興の瞬間は、

ほぼ無意識の中からフレーズが出てきます。

考えていたらもう次のコードが鳴っているので、

覚えたフレーズがなかなか思うように使えないという苦い思いをすることになるでしょう。(私が経験済みです。)


自分の場合は、

実際に自分が押さえるコードシェイプや、

コードトーン、

トライアドと結びつけるようにしています。


どちらにしてもすぐにパッと出てくるものです。

覚えたフレーズが仮に出てこなくても正解を弾いてるわけですから、

フリーズしたり、変な音が出てしまうこともなくなるでしょう。


仮にアクシデントから「間違った音」が出てしまったとしても、

そこからかっこよく立て直せるようなプレーヤーに

いつかなりたいですね。


・無料zoom朝練

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譜読みの練習「Sight Reading」は、一人でやるは大変です。

僕が留学していたときは、クラスで毎日あった授業のひとつですが、

かならず全員でやっていたし、

休み時間も誰かとペアを組んだり、何人かでグループになって練習していました。

この「譜読みの練習」は、誰かとやると一気に「楽しい練習」になります。

毎週日曜日朝9時半から30分間、

誰でも無料で参加できるZoom朝練を開催しています。

内容は、

「イヤトレ」「五線譜を読む」

楽器がなくても譜面を見ながら音を聞いて目で追いかけることで、

譜面を読む力が鍛えられます。

またイヤートレーニングで相対音感を鍛えることで、

音楽の聴こえ方が変わっていき、立体的に音楽が聴こえるようになっていきます。

毎週日曜日

朝9時半から30分間

無料


ミーティングID: 716 2223 9206

パスコード: 7za5Vc


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