JAZZギターオススメ教則本vol.02
譜読みだけじゃない。ソロのフレージング、ニュアンス、スイング感、スタンダードやブルースの伴奏に合わせて、ソロのアイデアが沢山。
本のタイトル 「Bob Mintzer 15 Easy Etudes」
私のvlogシーズン3[#11]の中で紹介している教則本です。
本編の6分から紹介コーナーはスタートします。
・はじめに
前回「五線譜を読む」ということで、
「Melodic Rhythms for Guitar」
という教則本を紹介しました。
今回はその続編のような意味で、
実際に譜面を読む練習とはどういったものか、
練習の仕方、
譜読みで使うポジションについて、
そして実際にある程度五線譜が読めるようになってきたら、
この本を使って、
「読譜み」以外にも学べる「フレージング」や、
「コピーすることの本当の意味」についてお話ししようと思います。
・出会い
自分がLAに留学していた時、
プライベートレッスンを受けていた先生がよく使っていた教則本です。
その先生は特にサイトリーディング(譜読み)に力を入れている先生でしたので、
留学中いろんな譜面を
プライベートレッスンで読みました。
その中でも特にオススメしてくれたのがこの
「Bob Mintzer 15 Easy Etudes」です。
この本はとても有名で、
サックスだけでなくいろんな楽器のプレーヤーが愛用している教則本です。
著者はYellow JacketsのメンバーでもあるBob Mintzer。
・この本を買う前に
ギター用ではないのでもちろんタブ譜はありません。
五線譜が読めるようになっている必要があります。
自分が五線譜を読むときは、
CAGEDシステムのGシェイプを中心に読んでいます。
・練習の仕方(ルール)
①自分が使うポジションを決めること。
②メトロノーム(付属のCD)を使うこと。
③寝ちゃうほどゆっくりで良いので、
今自分が弾けるテンポで練習すること。
④目線はずっと譜面。手元は見ない。
⑤読み始まったら間違っても良いので最後まで止まらない。
・この本の特徴
16分音符などの速いフレーズがほとんど入っていない。
シンプルだけどかっこいいソロのアイデアがたくさん入っています。
ジャズブルースのコード進行のものや、
ジャズスタンダードを元にしている曲、
ファンキーなグルーブ系のもの、
バラードなど収録されている楽曲のスタイルが豊富です。
LAの一流プレーヤーによる生演奏音源が付いています。
収録曲がそれぞれ、
本人が吹いているサックスの主旋律有りと、
それ以外のバンドのみのものと2パターン。
テンポが速いので速度を落とすソフトを使ってください。
自分が使っているのは、
Amazing Slow Downerというソフトで、
音程を変えずに速度だけ落として練習しています。
読む練習以外に、
フレージングをしっかいりコピーするという練習もできます。
サックスのフレーズですが、
ギターだとどうやったらそれっぽいニュアンスが出せるか工夫する。
デモ演奏ではDmペンタが中心になっているようなフレーズが多かったと思います。
今回は「読む」ことにフォーカスしているので、
Gシェイプに留まっていますが、
ニュアンスをコピーする練習では、
ポジションを変え、フィンガリングを工夫し、
スライドや、ゴーストノートなども入れて、
「このフレーズはこのポジションのこのフィンガリングのフレーズなんだ」
と言った感じで吸収していきます。
・値段
Amazon 2,621円
注意: この本は全く同じデザインで、
違うキーで書かれている本が存在します。
ギターの人は「C instrument」を買ってください。
ギターで五線譜を読む練習や、
そのためのアプリなどは
前回の記事を参考にしてください。
オススメアプリも紹介しています。
・無料Zoom朝練
譜読みの練習「Sight Reading」は、一人でやるは大変です。
僕が留学していたときは、クラスで毎日あった授業のひとつですが、
かならず全員でやっていたし、
休み時間も誰かとペアを組んだり、何人かでグループになって練習していました。
この「譜読みの練習」は、誰かとやると一気に「楽しい練習」になります。
毎週日曜日朝9時半から30分間、
誰でも無料で参加できるZoom朝練を開催しています。
内容は、
「イヤトレ」と「五線譜を読む」
楽器がなくても譜面を見ながら音を聞いて目で追いかけることで、
譜面を読む力が鍛えられます。
またイヤートレーニングで相対音感を鍛えることで、
音楽の聴こえ方が変わっていき、立体的に音楽が聴こえるようになっていきます。
毎週日曜日
朝9時半から30分間
無料
ミーティングID: 716 2223 9206
パスコード: 7za5Vc