JAZZギターオススメ教則本vol.01
「プロになるために必要な技術は?」
①アドリブで演奏できる。②速弾きができる。③譜面を読んで演奏する。④ジャズが弾ける。⑤音楽理論を理解している。⑥いろんなスタイルに対応できる。⑦聴いてすぐ弾ける。
本のタイトル 「Melodic Rhythms for Guitar」
私のvlogシーズン3[#4]の中で紹介している教則本です。
本編の8分27秒から紹介コーナーはスタートします。
・はじめに
ギタリストにとって「五線譜を読む」という練習は、
決して楽しい練習ではありません。
ピアノやサックスなど、
他の楽器が当たり前に五線譜を前にして自分の楽器で演奏しています。
ではギターの場合はどうでしょう。
TAB譜やコード譜を見ながら演奏していませんか?
実際にオタマジャクシを見てギターを弾いたことって一度もないのではないでしょうか?
ギターにとって譜面を読むことがなぜ難しいのか?
それは、同じ音程の同じ音がネックに何個も存在しているからです。
・出会い
この本は
あのバークリーが出版している、
ギターを使って五線譜を読むトレーニングをする本です。
自分がロサンゼルスミュージックアカデミーの学生だった時代、
実際にこの本を使った
「サイトリーディング」という授業が、
本当に毎朝ありました。
今でも覚えているのは、
サイトリーディングを担当していた先生が、
まず最初の授業でギターの生徒全員に質問したことです。
君たちは少なくともプロになりたくてここにきているんだろう?
プロミュージシャンにとって必要な技術は何だと思いますか?
①アドリブで演奏できる。
②速弾きができる。
③譜面を読んで演奏する。
④ジャズが弾ける。
⑤音楽理論を理解している。
⑥いろんなスタイルに対応できる。
⑦聴いてすぐ弾ける。
他にもたくさん生徒から回答が上がり、
ホワイトボードはプロの要素で埋め尽くされていきます。
一通り生徒に質問し、ホワイトボードに書いた答えの中から、
③譜面を読んで演奏する。
を何重にも丸で囲って、
真っ先にこれをやりなさい!
と言って「サイトリーディング」の授業が始まりました。
・「譜面が読めなければ話にならない」
プロのミュージシャンはピアノもギターもベースもドラムも、
みんな同じ譜面を見て演奏します。
リハーサルや本番、レコーディングの場で譜面は欠かせません。
楽曲を理解するためにも、
他のミュージシャンとコミュニケーションを取るためにも、
譜面を読む力はとても重要です。
・この本を買う前に
五線譜をギターで読む前に、
五線譜に慣れておく必要があります。
ピアノを習っていたことがある人は、それほど抵抗はないと思いますが、
学校の授業でしか音楽をやってない人は、
五線譜を読むことにかなりの抵抗があると思います。
五線譜に慣れてない人は、
リズムと音程を分けて読む練習をすると良いでしょう。
・オススメのアプリがあります。
無料ではありませんが、
リズムの読み方を練習できるアプリです。
「ミュージックチューター」は無料アプリです。
音程だけ出題してくれて、
毎日5分から10分程度練習してみましょう。
五線譜を見たときの嫌悪感は減っていくはずです。
・この本の特徴
この本にはもちろんタブ譜は載っていません。
ですがギター用に書かれていますので、ピッキングのダウンアップが書かれています。
そしてこの本の半分はリズムを読むエクササイズになっています。
いきなり臨時記号が付いて、
シンコペーションした音程を読んでいくのは、
かなり難しいです。
リズムスタディーという項目は、
ドレミファソラシドしか出てこないし、
1小節内はずっと「ド」だったりと、
リズムに集中して読むことができます。
・注意すること
この本を使って練習する際は、
必ずメトロノームを使いましょう。
そして、一度スタートしたら間違えても良いから、
弾き直さずに、
必ず最後まで演奏しましょう。
間違えたときに、弾き直してしまうと、
その癖が付いてしまいます。
実際の演奏中に、
音楽が止まることはありません。
たとえミスっても、一刻も早く立て直せるように、
常に目が譜面を追いかけている状態を身につけます。
・値段
Kindle版 1,535円
ペーパーブック2,074円
・無料Zoom朝練
譜読みの練習「Sight Reading」は、一人でやるは大変です。
僕が留学していたときは、クラスで毎日あった授業のひとつですが、
かならず全員でやっていたし、
休み時間も誰かとペアを組んだり、何人かでグループになって練習していました。
この「譜読みの練習」は、誰かとやると一気に「楽しい練習」になります。
毎週日曜日朝9時半から30分間、
誰でも無料で参加できるZoom朝練を開催しています。
内容は、
「イヤトレ」と「五線譜を読む」
楽器がなくても譜面を見ながら音を聞いて目で追いかけることで、
譜面を読む力が鍛えられます。
またイヤートレーニングで相対音感を鍛えることで、
音楽の聴こえ方が変わっていき、立体的に音楽が聴こえるようになっていきます。
毎週日曜日
朝9時半から30分間
無料
ミーティングID: 716 2223 9206
パスコード: 7za5Vc