見出し画像

JAZZギターオススメ教則本vol.03

Gメジャースケール3オクターブ

一番下から一番上まで、

サックスのように一息で弾くことはできますか?

本のタイトル 「Diatonic Major and Minor Scales」 by Andres Segovia

私のvlogシーズン3[#18]の中で紹介している教則本です。

本編の6分08秒から紹介コーナーはスタートします。

・はじめに

この本のページ数は非常に少なく、

内容としてましては、

12キーのメジャースケールとマイナースケールしか書いてないです。

つまりは24個の情報しか載っていないということになります。

それでも素晴らしい本です。

この24個の道が特別なものだからです。


・出会い

私はロサンゼルスに留学していたとき、

自分のギターヒーローであるDean Brownにレッスンをしてもらう機会がありました。

レッスンの日は、

パサデナからサンディエゴの彼の自宅まで

車で2時間半くらいかけて通っていました。


アメリカでの車移動2時間半は

結構な距離です。


ちなみにDeanは

MIハリウッドでのギター講師も勤めていますので、

彼もこの車移動を普通にしていたということになります。


Dean Brownのレッスンを通して沢山のことを学んだのですが、

ちょっと変わってるな、というか、

他の先生のプライベートレッスンでは、

あまり見たことない点がいくつかありました。



例えばエレキギターでも

生音でしっかり鳴らすことが大事ということで、

アンプを使わないという点。


そしてレッスン前には

イヤトレをしっかりやる点。


そしてクラシックギターの運指が書かれたこの本を使った練習というのも、

ファンクやジャズをやってるギタリストからすると、

非常に珍しいことでした。


・ギターにおける運指の重要性について


この本はギターの運指を勉強する本です。

ストレッチをせずに、

人差し指中指薬指小指

4フレットを担当し、

そのポジションを移動していく

その最も効率が良いであろう運指が、

この本には載っています。


なので自分はポジション移動の練習のために使っています。

生徒さんとのレッスンのときは、

ウォーミングアップでもよく使います。


この運指を使って何かアドリブソロを弾こうという訳ではありません。


例えば

Gメジャースケール3オクターブ

サックスのように一息で一番下から一番上まで、

弾くことはできますか?


おそらく2オクターブくらいまでの運指は、

みなさん知っていると思います。


この本の運指はCAGEDシステムをいくつもまたぐ運指になっています。


スケールを登って降りてくるだけの練習ですが、

自分が一番集中して気をつけているポイントは1つ。


ポジション移動の間を無くすように意識して練習するようにしています。

音だけ聞いたら、

まるでポジション移動していないかのように弾きます。


音が途切れないように

高速でポジション移動する練習です。


サックスやトランペットのような息を使った楽器を弾いているかのように、

スケールの上昇・下降を

一息で吹くように練習しています。


息が途切れないイメージ


・この本を買う前に

注意してほしいところは、

非常に読みにくいという点です。

慣れれば行けるというものでも無いような気がするのですが、

個人的には「解読する必要がある本」です。


五線譜で書かれた音階に、

使う弦と使う指を指定しているのですが、

これがまた分かりづらい。


一度じっくりと

1音ずつ指番号を確認し、

どのタイミングで、

どの指からどの指で

ポジション移動しているのか、

ちゃんと確認するようにしましょう。


そしてスケールの上昇と下降の道のりが判明したら、

自分なりの書き方で

書き直した方が良いと思います。


・解説と自分の使い方

例えばこの本の

Gメジャースケール上昇を

自分が書き直すとこんな感じです。

スクリーンショット 2021-02-15 15.15.46

この本を買ったら

まず自分で見やすいものに書き直すようにしましょう。


メトロノームを使って、

ゆっくり丁寧に練習しましょう。


恐ろしくゆっくりでやっても、

ポジション移動のタイミングは、

超高速なので大丈夫です。


そして運指に慣れてきたら、

3連で上昇・下降をやると良いです。



・値段

Amazon 2,460円


・無料Zoom朝練について

スクリーンショット 2020-08-04 15.21.00

Dean Brownがやってくれたイヤトレは、

相対音感を鍛えるというものでした。

絶対音感はもう身に付くことはありませんが、

相対音感であれば

いくらでもトレニーングが可能で、

限りなく絶対音感に近いところまで行けます。


毎週日曜日朝9時半から30分間、

誰でも無料で参加できるZoom朝練を開催しています。

内容は、

「イヤトレ」「五線譜を読む」

楽器がなくても譜面を見ながら音を聞いて目で追いかけることで、

譜面を読む力が鍛えられます。


またイヤートレーニングで相対音感を鍛えることで、

音楽の聴こえ方が変わっていき、立体的に音楽が聴こえるようになっていきます。

毎週日曜日

朝9時半から30分間

無料

ミーティングID: 716 2223 9206

パスコード: 7za5Vc

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集