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アプリエンジニアがAWS 認定 Developer - Associateに合格してみた(初AWS認定体験談)

AWS認定取得に当たり、他の認定取得者の皆様が綴った合格体験談が自分には役に立ったので、稚拙ながら自分も「認定を取るに至った経緯〜合格」までをレポートしてみることにする。

AWS実務経験

なし
(ただし、オンプレミス環境にてJ2EEサーバー・Bastion ホスト・CI/CD環境構築やREST API開発経験はあり、そのベースがあることはご留意頂きたい)

勉強期間

約5ヶ月間(30分/日〜集中できるときは3,4時間/日)
2週間ほど勉強手つかず状態が1,2度

認定の勉強を開始するに至った流れ

1. AWSで実現してみたいサービスの構築HowTo記事などを読み漁る(まだこの時点で認定を取ろうとは思っていない)
一番ベタだが、「AWSを用いたECサイト構築のベストプラクティスはなんだろう」と考えるタイミングがあったのがまず最初。
NoSQL DBでトランザクションをうまく管理したスケーラブルな実装ってどういうものなの?と思い調べると、「分散トランザクション」という考え方があると出てくる。
手元で実装できるかひとまずチャレンジしてみることに。

2. 兎にも角にもAWS アカウントをつくる
AWS公式のイベント SUMIMIT ONLINE 2020に「HOL-07:AWSアカウント取得後すぐやるセキュリティ対策」というセルフペースハンズオンがあり、アカウント作成〜最低限必要なセキュリティ設定等がまとめられている。
これはDVA認定云々以前にAWS開発者なら知っておくべき知識だなと後々理解。(AWS Identity and Access Management (IAM) 関連についてイメージを深めるにも良い)

3. 実際、分散トランザクションの実装を研究してみるが。。
AWS関連業界では大手のClassmethod様ブログにて分散トランザクションの概念を用いたサーバーレスアーキテクチャのデモ実装がgithub公開されており内容を把握してみようと思ったが、付け焼き刃なAWS知識だけではサクッと全体理解するのは厳しいことを実感。
ここで「AWS 認定 Developer - Associate」(以後DVAと表記)の勉強をしようと覚悟を決める。

やったこと

1. AWS公式の「AWS 認定 Developer - Associate」 認定試験ワークショップを受講
認定取得に必要な学習範囲が理解できる。
定期的に開催されている模様。

上記はあくまで認定の全体像の理解までに留まり、AWS実務経験が少ない人であればここから本格的な学習が必要であることが解る。

2. 認定取得者の合格体験談blogを読み漁る
Qiitaに体験談が多数投稿されているので、そちら等を検索してみた。自分は合格者はどんな参考書等を使われているのか知りたかった。
各人合う合わないは在ると思うが、自分は単なる書籍よりハンズオン形式で観て学べるものが良いのではないかと考えた。(当時、DVAの日本語書籍が発売されたばかりで、それに気づかなかったのもあるが)

3. Udemyのステファンさん講義を一通り受講
Stephane Maarekさんの「Ultimate AWS Certified Developer Associate」を推しているかたが何人かいらっしゃったのでそれをチョイス。
定期的にやっているUdemyセール時だと2,000円程度で講義セットが購入できたはず。
初のUdemy体験だったが、数コマ動画を観て「あ、これで良いな」と直感したのでひとまずこれだけ観るようにした。

内容は800ページ超の講義テキスト、ハンズオン形式を交えた講義動画(32.5h)、サンプルコード、各セクション毎の小テスト、65問の模試1回分(すべて英語)となる。
英語が不慣れでもMicrosoft Edgeの翻訳機能を使うと動画字幕は日本語できるので自分はこれでなんとか講義内容は理解できたと思う。(なぜだかChromeは動画視聴時、字幕のリアルタイム翻訳は不可であった)

最初数セクションまではハンズオンを丁寧に手を動かしながら内容をさらっていったのだが、あまりにも時間がかかりすぎるので途中から流し見に切り替えた。ただし、講義テキストは一通り読み、理解できないところは無いように心がけた。

4. AWS公式トレーニング「Exam Readiness: AWS Certified Developer – Associate (Digital) 」(無料、日本語)を受講
冒頭でAWS公式ワークショップを紹介したが、それよりこちらは情報多めのトレーニング(全部で3h程度だったと思う)の動画が公開されているので、知識に変な偏りが無いかチェックする意味も含め視聴。
日本人のトレーナーのかたが動画で説明されており、ステファンさんの講義で理解していたことと大きく乖離が無いことを確認でき、安心。
小問題もセクション毎に用意されていて、それは試験前まで何度か見直すようにした。

5. ステファンさんの模擬試験(65問)3回まわし、Udemyの模擬試験問題集(5回分325問)を2回まわし、AWS公式試験問題(10問)サンプルを5回まわし
模擬試験を何回まわすかは人それぞれなのであくまで参考程度に。
ステファンさんの講義セットに含まれる模擬試験は1回分65問のみで量的に若干不安になったので、Udemyにあった他の模擬試験問題集(5回分325問)を購入。それと公式のサンプル問題10問分があったのでそれぞれを回数をこなした。
公式サンプル問題は初回正答結果が6/10だったので、意外と抜けが多いなと実感し、勉強終盤は記憶の定着に時間をかけた。

AWS 認定 デベロッパー – アソシエイト
AWS Certified Developer – Associate
(DVA-C01) 試験問題サンプル
(10問)

勉強中、後悔したこと

模擬試験問題集の1回目で正答率が低く凹みすぎた
追加購入した模擬試験問題集は本番の認定試験より高難度に設定されているのだが、正答率が1まわし目だと平均50%程度になり、これは合格無理なんじゃないかと凹みすぎたのは反省点。
その後Qiitaに同じ問題集を利用し合格されたと思われるかたの体験談を発見したのだが、その模試の正答率は60%程度あれば本番合格レベルであることを知る。
「であれば、なんとかなるだろうー」とそこから頭が切り替えられ、単純にあとは詰め込み式勉強法にしよう割り切り、模試の正答率が平均70%ぐらいになったのでそのタイミングで本番の認定試験に挑んだ。

勉強以外の準備(テストセンターでの試験の流れ)

AWSの認定用アカウントを作成すれば、その認定用サイトの中で勉強以外の他の準備事項はすべて確認できる。認定用アカウントは以下から作成が行えた。

試験場所は自宅とテストセンターを選べるのだが、自分はテストセンターを選択。
テストセンターでの流れは運営のピアソンVUEさんで動画化されており、これを観るだけで解るようになっている。
本人確認時、身分証は2つ必要なのだが運転免許証と健康保険証で事足りた。(他の身分証での組み合わせも可能で、それらは認定サイトで確認できる。)
あと、試験中は手元に身分証の一つ(自分の場合、運転免許証と指示された)を所持することになる。

無事、初回試験で合格

合否は試験終了時すぐ画面に表示される。(認定バッヂや得点数については後日通知)
金曜日の試験だったので残りの通知は翌週になるか思っていたが、翌々日までには諸々の通知が届いた。(最長5営業日程度かかるらしい)
結果840点で、900点超えとはいかなかった。今後もAWSの知識を深めていきたいと思う。

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#AWS認定 #AWS_DVA #AWS #クラウド

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