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「運がいい」という話

アスタリストの池上です。こんにちは。
弊社アスタリストで「成果が全く出せない人の仕事を私が隠密で対応したら秒でover achieveした」というケースがありまして、ひょっとして私は運が良いのではないか?と思いnoteを書くことにしました。
せっかくなので私の半生を振り返ってみたいと思います。

■20代の話

20代は今にして思うと正直社会を舐めていました
「何とかなるだろう」と。
そして実際何とかなってしまったのは運が良かったからかもしれないので時系列で書き起こしてみます。

大学の卒業式を終えた時点で内定はゼロ、就職活動もしていませんでした。社会を舐めすぎです。
卒業式が終わって少し焦りを感じたのでFind Jobで正社員の仕事を探してWeb制作の会社にインフラ担当として応募したらすぐに内定が出ました。入社日は3月31日だったので新卒採用ではなく1社目からいきなりの中途採用です。運が良かったと思います。
その会社は半年で倒産しました。正直経済的にはしんどかったんですが、社会人1社目で半年で倒産する会社に入社できることはそうそうないので運が良かったと思います。
(2社目はさすがに真剣に探しました)

紆余曲折を経て25歳の時に友人の誘いで今でいうスタートアップの会社に入社しました。これも今でいうところのSaaSインフラを一人で作るような仕事で、私より詳しい人が実質1人もおらずサーバやらネットワークやらの構築や管理を全て任せてもらいました。これも運が良かったです。
この会社はかなりの額の調達をしていたのですが、程なくして倒産します。この時のジェットコースター感は刺激的でした。その場にいられたことは運が良かったと思います。
時を同じくして、とある検査をしたら大病を患っていた痕跡が見つかりました。詳細は割愛しますが、通常はこの病気になると死ぬか後遺症が残るのですが、私は奇跡的に後遺症もなく元気でした。この出来事は「一度死んでいた」経験として後の価値観に大きく影響をしています。とにかく生きていられたのは運が良かったです。

また紆余曲折を経て上記の会社でお世話になった人に誘っていただき上場企業の社内ベンチャーのようなことを始めることになりました。この時もSaaSインフラを一人で全部作るポジションだったのですが、予算もありビジネスモデルも確立されており、非常に充実していました。相変わらず運が良いです。
ここではインフラの構築が終わったらサービスのサポートをしたりマーケをしたり契約書レビューをしたり時に他人の始末書を書いてあげたり、会社として必要なあらゆる経験をさせてもらいました。この経験ができたのは本当に運が良かったと思います。

■30代の話

ここまで運が良い話しかありませんが、30代も続きます。30代になってからは少しだけ社会と向き合うようになりました。

またまた紆余曲折を経て、恵比寿にあるベンチャー企業に契約社員(業務委託のち社員)として新規事業の立ち上げ要員としてジョインさせてもらいました。その会社はインキュベーション事業も行っており、そこに設立間もない株式会社コンカーが入居されていました。ベンチャー企業の新規事業の立ち上げがうまくいかず周りの人がリストラされる中で私はなぜか残ることになり、しかも社員になる話は反故にされてしまい業務委託を続けることになりました。実はこれも運が良い話に繋がります。
業務委託でIT周りを担当させていただく中でコンカーの三村社長にお声掛けいただき、Concurの導入コンサルタントとして業務委託(2件目)を開始することになりました。社員になっていたらこの展開はなかったので本当に運が良いです。

コンカーでの業務委託のボリュームが増え「独自の導入メソドロジーで展開すれば収益性も高められそう」と思い、2013年11月11日にアスタリスト株式会社を設立することになりました。まったくもって運の連続です。
2014年にアスタリストとして日本初のコンカーの認定導入パートナーになれたのも"その場"にいたからで、これも運が良かったです。
会社を設立してから2017年までは一人会社としてやっていたのですが、Concurの案件を中心にほぼ紹介だけで成り立っていたのでこれも運が良かったです。

その後、採用を年に1,2人して少しずつ会社を大きくしていくわけですが、吹けば飛ぶような会社に入社してくれた社員のお陰で売上が増えていったので、これも運に恵まれていると思います。
同じ頃、ふと「結婚しよう」と相手がいないのに決意を固め婚活を開始し現在の妻に出会いました。運しかないです。
娘が誕生した頃、とあるお客様の言葉がきっかけでiPaaSの事業を始めることを決意したのですが、これがなければ今の会社も今の自分もないので、本当に運が良かったです。

■今の話

振り返ると運が良い話しかありません。現在は社会のためになることを重要視しているので、社会を舐めていた20代の頃の青さが眩しいです。
現在も仕事においては、周囲の方に新しい取引先をご紹介いただいたり、アライアンス先をお繋ぎいただいたり、人伝に優秀なメンバーを紹介していただいたり、事業のヒントをいただいたりと、運が良いというか感謝しかない状態で会社が回っています。
大して能力も人望もないので、社会人になってからは運だけでここまで来られたように思います。

自分が運が良いとは思ったことがなかったんですが、与えられたチャンスだけは確実に活かそうと思っていたことはブレていないと思います。自分では開拓できない機会を与えてくれる人の期待に背いていては本当に何もできない人になってしまいますからね。
運が良い人というのはどういう人なのかを少しググってみたらこんな感じでした。

<運が良い人>
無理して好かれようとしない
他人と比較をしない
自分の芯を持っている
変化に適応できる
時間を大切にしている
GIVE&GIVE
自責で考える
何事も本気で取り組む
ピンチな時こそチャンスと捉える
付き合う相手を選んでいる
過去にとらわれない
ポジティブ
利他的

偶然にもほとんど当てはまっているかもしれません。これも運が良い。
反対に運が悪い人というのはこんな感じです。

<運が悪い人>
他者に好かれようと必死
他人と比較ばかりする
人の愚痴や悪口を言う
変化に適応できない
TAKE&TAKE
他責にする
目先の結果だけを追う
心に余裕がない
ネガティブ
利己的

んー、確かにこれではいかんでしょうね。
こうして見てみると、運というのは「言動が招く最終的な結果」なのかもしれません。「運も実力のうち」と言いますが、確かに周囲で運のある人は愚直な努力を積み重ねていたり、人が気が付かないことをやっている人であることが多いです。まさに実力。
私の場合はどうなのかわかりませんが、かねてから運が良い人と仕事をしたり一緒の時間を過ごしたいと思っていましたが、まさか一番近くの鏡の中にいるとは思いもしませんでした。これも運良い!

ここまで運が良い話しか書いていませんが、自らの意思で行動した結果が失敗というケース山ほどあるのでおそらくはトータルするとイーブンくらいだと思います。ネガティブな結果をいちいち気にしないので過去が美化されているというのもあります。
人生は短いので、あらゆるチャレンジをしてうまくいったことだけをフォーカスして楽しんで生きたら良いのではないかと思います。

■さいごに

ここまでお読みいただきありがとうございます。
私のとりとめもない半生と運の話に終始してしまいました。
もうご存じの通り私は運が良いのですが、その運が良い私が全力で取り組んでいるのがActRecipeというiPaaSです。この事業が将来どうなるかはここまでお読みいただいた方ならわかりますよね?
運が良い船頭が乗っている船にはまだ若干の空きスペースがありますよ!
それでは。

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