【歌うこと】
音楽が好きになって、
中学の時に好きになったバンドの曲を歌ったりしてたけど、
ある日言われたのは「おまえめっちゃ音痴やな」と。
中学生だったけど、ほんとに子どものようなしつこいイジリがめちゃくちゃ傷ついた。
後に「壊滅的音痴」と言われた程下手で、
(というか音感がバグってるレベルだった)
そう言われた事をきっかけに、「歌う」という事を辞めた。
今となっては何でそこまで?と思う程、自分にトラウマを与えた出来事でした。
「歌がダメなら、チューニングしてここを押さえたらこの音が確実にでる」という楽器・ギターを選ぶことになった。
でも
高校の時に好きになったバンドで、「メンバー誰が一番好き?」と言われたら99%ギタリストではなくボーカリストだった。
憧れとコンプレックスがずっと歌う人にあった。
時は流れ、36で前にやってたバンドに加入した。
「俺、コーラスできないけど」と言っても「アカン」となり(全員コーラスのバンドだった)
ドラム・ベースの声を最大限モニターで聞き、かろうじて合わすのが関の山だった。
バンド内からも、「音痴」「どうにかしろ」と言われはしたけど、
どうしたら歌が上手くなるのかもわからなかったから、ただただ傷ついて終わっていた…。
カラオケでも歌う事をしていなかったので、発声も何もなってなくて、よく喉を潰していた。
そのバンドも辞め、独り立ちを決めた時から、1から基礎練習を始めた。
自分が人前で歌えるようになるなんて、その未来図を描けていなかったので、
本当に暗闇で歩き出したという、不安いっぱいの日々だった。
踏み出す方向も、歩幅も、歩き方すら、ただただ真っ暗で。
今でも、歌がうまいなんてとてもいう事はできないけれど、
それでもなんとかやっていけるラインには到達できた気がする。
一応社会人。
週6ペースで毎日2時間のスタジオ練習+それに伴う発声・呼吸を毎日やってきた。
正直簡単じゃないから、仕事を変え、練習できる条件が揃う職場を選んだ。
稼ぎを捨て、支出を抑えて生活できるギリギリラインまで代償として。
そんな事を経て
前述の不安いっぱいの日々を乗り越えていまがある。選択した未来を強引に正解にするという気合い。
結果、本当によかったなと自分で思う。
最近、カバー動画をYoutubeにアップしているが、
昔大好きで自分に影響を与えた曲を、自分が表現できることが本当に幸せでいっぱいです。
大きな声で歌う事。
シンプルにストレス発散にもなるし、とにかく楽しい。
44歳になった今、ここから新しい喜び・楽しみ方を知れるなんてほんとにいい人生だと思う。
まだまだ道半ば。
というか、ほんの数歩だけ歩き出せた程度。
自分が音楽に救われて、
音楽に喜びを感じて、
音楽を楽しめている。
だから、それを少しでも、一人でも多く伝わるよう表現したい。
そして、歌うオリジナル曲について。
他にもそういう体験した方も沢山いると思う。
メインのテーマは、【生と死】【命の有難み】【過ぎる時間】【いつか終わる人生のなかで出会う幸せ】について。
楽しい、悩みのない人生は悪い事ではないけれど、
それのせいで後悔をすることだってある。
そんな気持ちに寄り添う、厳しい現実に向き合う優しい世界。人生という・人という部分での愛。
それを表現したい。
過ぎる時間
寄り添ってくれる大切な人
叶えたい夢。
それの尊さを、自分の歌を通じて届けられたらと思って日々活動しています。