ウズベキスタン旅行の前に、絶対に知っておきたい5つのこと
コロナ前の予定を無期限に延期していたウズベキスタン旅行を遂に決行。2024年8月12日からのわずか1週間でしたが、濃密な体験で、再訪したい思いが帰国後もずっと続いています。比較的スムーズな旅でしたが、2017年のミャンマー旅行以来7年ぶりの海外ということもあり、諸々事情も変わっていて、反省点も多く見つかりました。9月発売の雑誌TRANSITで表紙を飾るウズベキスタンは今後ますます注目される国でしょう。もしご予定ある方いらっしゃれば、ぜひご一読ください。
1つ目
鉄道チケットは、便利なアプリで
ウズベキスタン旅行は、玄関口のタシケントに空路で入り、その後、ブハラ、サマルカンドへは鉄道で行くことが最も一般的な旅路になります。国内の鉄道は本数が少なく、人気チケットなので発売すぐに売り切れることも多いです。鉄道チケットが取れないと、旅程が組み立てられませんので、チケット入手は最優先事項です。
鉄道チケットは専門の旅行代理店に頼む方法もありますが、安価で確実なのはアプリ「Uzrailway tickets」での入手です。価格は定価で、座席指定も行えます。英語表記、クレジットカード決済(アメックスも使えた!)、キャンセルもボタン1つ(手数料はかかります)と非常に便利ですが、落とし穴が3つありますので、ご注意ください。
落とし穴①:日付がズレる
カレンダーの日付をタッチすると、その日のチケットの選択画面に行くと思いきや、バグなのか、常に1日ズレて表示されます。これに気づかず購入すると旅行できませんので、購入時に必ず日付を再確認するようにしてください。
落とし穴②:購入後のチケット(QRコード)が表示されないときがある。
チケットを購入すると、アプリ内にストックされ、いつでも見返せると思いきや…たまに表示されなくなる時があります。再ログイン直後に頻発。電車乗車の改札時にそうなるとアウトなので、必ずpdfチケットをダウンロードし、出力して旅行中は持参するようにしてください。
落とし穴③:出発駅の変更が反映されない。
これが最大の落とし穴でした。一応、アプリトップ画面にアラートのメッセージが流れたのですが、英語で文字が早く流れるため、見落としてしまいました。タシケントには中央駅(北駅)と南駅の2つがあり、車で20分の距離とそこそこ離れています。チケット購入時は中央駅出発となっていましたが、急遽南駅出発に変更となっていました。アプリ内のチケットに変更通知はなく、表記もそのまま。チケットには30分前に駅に来るよう記載がありますが、万が一の移動と、駅に入る際の手荷物検査を考えると、40分~1時間前に到着するようにしたほうが安心です。もし乗り遅れたら、列車は少なく、チケットも取れません。特にタシケント・ブハラ間の車移動は途方もなく…絶望です。ちなみに10分前でも乗れました。
売り切れでも、諦めないで
ちなみに、鉄道チケットの発売は45日前(2024年8月現在)からです。発売日に購入することをお勧めしますが、発売当初に仮押さえが大量に入るようで、すぐに売り切れがちです。ただ売り切れたチケットも、キャンセルが出れば再販売されます。欲しいチケットは、しばらくすると購入することができる場合も結構あるようなので、粘って毎日確認しましょう。実際私もそのやり方で、ブハラ‐サマルカンド、サマルカンド‐タシケントのチケットを、希望に近い時間帯でゲットしました。
2つ目
タクシー配車アプリ「YandeX Go」は必須!
タシケント市内は地下鉄があるものの、サマルカンド、ブハラはタクシー移動が必要です。特にサマルカンドは、1つ1つの観光名所が離れており、地図で見ると歩けそうですが、坂が多く、タクシー移動は欠かせません。各観光地にタクシーの待合があるわけでもないので、アプリがないとかなり不便な思いをするでしょう。また乗車前に金額が決まりますので、ドライバーとの価格交渉が不要で、かつ現地人価格なのでめちゃくちゃ安いです。ドライバーは英語がほとんど通じませんので、行先を伝えるのも苦労します。アプリでは行先を事前に入力しますので、その心配もありません。GPSでどこを走っているかも表示され、知らない土地でも安心です。ちなみにサマルカンド駅から、中心のレギスタン広場近辺までだと、アプリなしでの交渉であれば7ドル前後≒100,000スム(約1000円)、アプリなら12,000スム(約120円)と、8倍以上違いました。まあ駅到着後すぐにホテルまでのタクシーに乗る利便性を取るなら、それくらいの金額差は問題ないと考えられますが、日中に複数回乗ることを考えると、アプリはやはりマストです。
落とし穴④:設定は、日本にいる間に!
SMSで認証する関係上、現地での設定が上手くいかないようです。日本にいる間に設定するようにしましょう。また支払い方法ですが、日本国内にいる間は、現金支払いしか設定できません。ウズベキスタンに入国すると、カード払いが設定できるようになります。なお私の場合は、現金払いのままにしていましたが、特に不便はなかったです。但し、大体1回乗車あたり10,000~30,000スムの間で、200,000スム札はお釣りが大変なので、タクシーでは使い勝手が悪いです。
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格安SIM(もしくはeSIM)はマスト!
これは大反省事項ですが、2017年のミャンマー旅行時には、ホテル内のwifi以外全く使わなかったスマホの通信ですが、タクシー配車、グーグルマップといったアプリ活用が当たり前になっています。これらの地図アプリは、かなりギガを使いまして。格安SIMを使わずに、普通にワイモバイルで過ごした場合、ウズベキスタン現地滞在5日間(+韓国1日)でおよそ18,000円でした…。1日3000~4000円。まあ、良い勉強代です。ちなみに格安SIMはタシケント空港でも購入できますが、やはり時代はeSIMのようです。専用アプリもあり、最悪現地着いてからでも購入できますので、ぜひご活用を。※但し対応機種なのか、SIMロックフリーになっているかは確認してください。
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タシケント駅の手荷物預かり所に入れない
今回の旅程は、最終日にサマルカンドからタシケントに移動し、その夜に出国(機内泊)するというものでした。タシケントでの宿泊がないため、荷物をどうしようかと調べてみると、タシケント駅の地下に手荷物預かり所があるとの情報を入手しました。しかし、サマルカンドから列車で駅に到着すると一旦駅の外に出てしまい、駅舎に入ろうとするとチケットが必要とのこと。結果駅舎に入れず、手荷物預かり所にたどり着けず、スーツケースを持ったまま一日移動するはめに。しかも地下鉄に乗るとき、大きな荷物を持っていると余分に乗車賃を請求される場面もありました(数十円ですが)。移動にかなり制限を受けますので、ホテルやカフェで有料の手荷物預かりサービスを探して利用されるといいと思います。
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陽射しが強くて、建物が白い
ブハラで感じたことですが、湿度は日本ほど高くないですが、それでもカラッとはしていません。オアシス都市らしく、それなりに緑もあります。日本と違うのは、陽射しの強さ。地面も、建物も日干し煉瓦で白っぽく、反射も強いので単純にまぶしいです。今回6歳の娘も連れて行ったので、雪目みたいにならないよう、全員サングラスを持参しましたが、大正解でした。また長袖も必要です。現地でも購入できますが、夏場の旅行でしたら、陽射し対策は重要です。
リンク集
超絶有益な情報発信サイトがございました。併せてごらんください。
今回のウズベキスタン旅行の写真は、下記のInstagramでも発信中。こちらもぜひご覧ください。では良いウズベキスタン旅行を!
※本記事は2024年8月旅行時点での情報です。