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NPOコンサルタントの働き方月次レビュー(2021年7月分)

こんにちは。8月も早くも一週間が経ちました。先月は月次レビュー記事を公開できなかったので2ヶ月ぶりの振り返り記事となります。

7月の仕事の振り返り

稼働時間推移

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業務内容内訳推移

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業務内容の予定と実績

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6月、7月の稼働時間は以下のようになりました。

6月
時間枠 154.0h
予定  158.8h
実績  151.6h
7月
時間枠 133.0h
予定  120.7h
実績  130.2h

7月は6月に比べて稼働時間は少なくなっていますが、祝日などそもそもの稼働日自体が少なかったことや、予定していた時間よりは10時間ほどの超過となったこともあり、なかなか忙しかったなと感じています。実際月初からかなりバタバタとしていました。新規の問い合わせへの対応だったり、新しい講座の準備であったり。バタバタとしていた影響としてこの月次レビューも先月は書けなくなってしまったり(私自身の中での振り返り自体はいつもどおり行っていますが)、1月から週一ペースを続けてきたブログ更新も6月中旬から滞ったりしています。
思えばここ数ヶ月、ずっとバタバタしています。ずっと忙しい。お仕事をたくさんいただけているのはありがたいことではあるのですが、ずっと目の前にタスクが山積みになっている状況は個人的にはあまり心安らかな日々ではないです。精神的な余裕がなくなると、頭の回転も落ちますし、発揮できるパフォーマンスも落ちてしまいます。すでに新規の案件を受ける余裕はしばらくなくなっているのですが、一度に受ける案件量ももう少しセーブしていかないといけないかなと考えております。
ちなみにですが、稼働時間の分類項目の「営業」を「新規ご相談」に文言を変更しました。意味合いや分類する案件自体は変わっていません。お問い合わせをいただき、ご契約に至るまでの打ち合わせ等をしている段階の団体さんとのやりとりに割いている時間です。契約に向けたコミュニケーション過程ということで言えば「営業」中であることは間違いないのですが、私自身から積極的に新規案件獲得のための働きかけやご提案をするケースはほぼ存在しておらず、基本的にインバウンドでお問い合わせいただくものへの対応が100%なので、そのようなニュアンスを込めやすい文言として「新規ご相談」としました。

案件状況

コンサル・業務代行など個別伴走案件
 ファンドレイジング   3件 
 Webマーケティング    2件
 マーケティング     1件 
 中期事業計画策定    1件 
 組織基盤・マネジメント 1件 
スポットコンサル・社内研修
 ファンドレイジング    1件
 SNS            1件
研修講師
 NPOマネジメント    1件
 メールマーケティング  1件
新規ご相談中
 ファンドレイジング   2件
 中期事業計画策定    1件
 連続講座        2件

引き続き個別伴走案件が多いです。この中のいくつかは7月には終了し、8月・9月からまた別の団体さんの伴走が始まる、という予定だったのですが、団体さん側のご都合で保留としているものが複数あり(どちらも施策の実施や実施後の振り返りまで時間がかかりそうなので振り返りMTGの日程を延期した形です)、とはいえ新規案件の方は予定通り始まる予定ということで、しばらく忙しさが続きそうです。

最近考えていること

エアコンが故障しました
ここ最近で最も大きなトピックはNPOにもコンサルにもあまり関係はないのですが、仕事部屋兼寝室のエアコンが故障したことです。7月の連休前から調子が悪かったので3週間程になります。ちょうどこの記事を書いている8月8日の午前中に修理を行うことができ、やっと週明けからは通常の場所にて快適に仕事ができそうですし、何より自分のベッドでしっかり眠れるようになるだろうことがありがたいです。
ただでさえ忙しいなと感じている最近の中で、まともに眠ることができない日々はなかなかにつらかったです。仕事のパフォーマンスは健康あってのことですし、健康は快適な生活環境や生活習慣があってこそのものだと改めて認識し直しました。

コンサルティング単価の見直しを検討中
この月次レビューでも何度か書いている通り、ありがたいことにコンサルティングのお引き合いを非常に多くいただいております。現状数ヶ月から半年先までスケジュールが積み上がる程になってきて、ありがたくも慢性的に続く忙しさに若干の怖さを感じてきてもいます。
性格的に依頼されると断ることが苦手ということもありますが、そもそも自分で役立てることがあるなら!という精神でたどりついた仕事なので、依頼をいただくと、例えばブログ記事の執筆などのやりたいことではあるけれど、売上にはつながっていなかいことの優先度を下げてしまったりしますし、今後の仕事について考えたり整理したりする時間もどんどんとクライアントワークの予定を上乗せする形で予定してしまい、結果的にずっと目の前の仕事だけに追われるという状況が続いています。また、例えばギターなどの趣味であったり、ランニングなどの健康維持のための習慣であったりも誰かに何かをお願いされるとどうしてもそちらを優先してしまって、自分のことは後回しになってしまいます。
目の前のクライアントワークに応えることができれば、その分それぞれの団体の課題は解決されて、社会的な成果創出につながっているはずなので、もちろんそれこそが私のやりたかったことではあるのですが、一方で私一人がいくらコンサルティングをしつづけても、一人でできることには限界があります。だからこそ、支援者自体を増やすためにこのnoteでの情報発信をしていたり、必ずしも個別伴走支援に頼らなくても自力での組織課題解決を促すヒントになるようにブログでの記事発信をしていたり、あるいはその他にもソーシャルセクター全体の課題解決スピードを上げていくために私自身がどのような関わり方をするのが良いかを考えたり(例えばアクティブブックダイアローグのファシリテーター講座を受講したのもこうした考え方の一つです)することに時間をとっていきたいし、取るべきだと思うのですが、どうしても依頼があるとそちらを優先してしまいます。
どうして自分のやりたいことややるべきだと考えていることにしっかりと時間を確保しきることができないのか?それはまだまだ私自身の稼ぎが十分ではない、と私が感じているからです。新しい企画を考えることであったり、ブログを書くことであったりはほとんど売上にはなりません。当然その割合を増やせば稼ぎが減っていきます。現状すでに食べるのに困るような売上ではないのですが、個人的にはまだまだ足りないと感じているのです。NPO支援者は十分以上に稼げるということを示すこと自体が支援者というキャリアの魅力を高める一つの要素だと感じていますし、私自身物欲もありますし、発揮した価値に対しての報酬をもっともっと得ていきたい。
と、そんなようなことを考えながらの数ヶ月を過ごしている中で、一つ考えていることがコンサルティングフィーの引き上げです。以前から考えていたことではあるのですが、単純にコンサルティングの単価を上げることができれば、稼働時間や稼働案件数を減らしつつ、新規事業の企画などに時間を割いていくことができます。どのような考え方で料金を上げていくかはまだ考え中ではありますが、現状私が提示している金額は私がNPOコンサルタントとして独立する前の新人コンサルタント時代と同じ金額のままやってきています。私自身NPOコンサルとしてのキャリアを積んで、当時よりは発揮できるバリューは大きくなっていると考えています。また、来年以降になると思いますが、オフラインでの仕事がおそらく徐々に戻ってくると考えています。以前は月に何度も出張するような仕事の仕方でした。移動をしてしまうと、その移動中は他のクライアントにお応えすることができなくなってしまいますので、オフラインのご希望をいただく場合には、交通費はもちろんのこと時間単価もオンラインよりも割高にする、という設定の仕方も必要になるかもしれないと考えております。
今後の方針についてもまたこのnoteで公開していければと思います。


最後までお読みいただきありがとうございました。

NPOコンサルや伴走支援者になりたかった数年前の私のような方に向けて仕事をする中で感じたことや考えたことを書いています。 支援者育成やNPO支援の仕組み化などに取り組んでいくために、もしいいなと思ってもらえたら、サポートしてもらえると嬉しいです。