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気候同行カードのススメ

今回のソウル滞在で新しい交通カードを使ってみた。
「気候同行カード」

なんともイメージしにくいネーミングである。
要するに最近の気候変動に対して、公共交通機関を使って環境負荷を減らしていきましょうという意味合いらしい。

どういうものかというとソウル市内(これ重要)の地下鉄やバスが乗り放題になるというモノ。以前は30日間のものしかなかったので旅行者には特に便利なものでもなかったのだが、最近1日券、2日券、3日券、5日券、7日券と旅行者にも便利に使える区分ができたので今回使ってみようと思ったわけ。

まずはこの気候同行カードを使うにあたり実物の物理カードとスマホのモバイルアプリがあるということだが、アプリはどうも旅行者向きではなさそうなので、私は物理カードを入手することにした。

どこで売ってるかというと、
ソウル交通公社1~8号線のお客様安全室 (1号線はソウル駅~チョンニャンニ駅)/9号線・ウイシンソル線・シンリム線の駅舎周辺のコンビニエンスストア
ということ。私は韓国語がわかるので、コンビニで探してみたが、どこにでもあるというわけでもなく、表に「気候同行カードありません」と張り紙をしているコンビニもちらほら見たので、購入の際はご注意を。明洞の観光案内所にも売っていたりするらしい。

私はノリャンジン駅周辺のCUで購入することができた。

気候同行カードゲット。3000ウォン也。

これは通常のT-Moneyカードではないため、コンビニでチャージすることはできないので、駅の券売機でチャージすることになる。で、これも注意すべきはサービス範囲内の地域、路線の駅の券売機でチャージが可能で、それ以外ではチャージできない。私は地下鉄1号線のノリャンジン駅(サービス範囲内)でチャージしようとしたが、どうもKORAILとの兼ね合いがあるのかチャージできなかった。しょうがないので9号線のノリャンジン駅の券売機でチャージできた。

7日間の滞在だったので7日券を購入。金額は20,000ウォンだった。
一日あたり2,800ウォン程度。
ソウルの地下鉄の初乗りが1,500ウォン程度なので、2回乗車すればもとが取れる。旅行で行く場合、ウロウロ動くことが多くなり、その間地下鉄、バスを乗り継ぐことを考えるととてもオトクな料金である。

さらに良かったのが帰国の日にインチョン空港まで移動するのだが、空港鉄道の直通ではなく、各駅停車の普通列車の場合、この気候同行カードで乗車して下車することが可能なのだ。
私は夕方の飛行機だったので、最初はソウル駅のシティエアターミナルを使おうかとも思ったが、この場合空港鉄道の直通チケットが必要で、さらにスーツケースも預け入れる形になる。そうするとこの日に買ったモノはスーツケースに入れることができずに手持ちで移動することになるので、スーツケースをコインロッカーに預けて買い物をしたあとでスーツケースに荷物を収めて普通列車で空港に向かった。

ただ注意しなければならないのはインチョン空港駅を除くソウル市以外の駅では下車ができないので利用できる範囲と路線を確認しておいてほしい。間違うと面倒だ。
もう一つ。バスを利用した場合、降りるときにもタッチを忘れずに。これを2回やると24時間利用できなくなるらしいです。


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