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チャジャンミョンの発祥の店があったとは。

先日ソウルに行ってきた。色々考えるところもあり、予定もそれほど入れずに1週間ほど滞在していた。
かといって、ずっと宿にこもるのもつまらないので時間があるときは今まで行ったことのないところに行ってみることにした。

色々検索していたら「そういえばインチョンのチャイナタウンにいってないな…」ということに気付いた。

調べてみると地下鉄1号線の最終駅。宿からは1時間少々の道のりだ。

よし。行ってみるかといざ出発。ここで気をつけなければならないのは今回初めて買ってみた「気候同行カード」では降りることができないということ。別にまた記事にしようと思うが、オトクながら市をまたぐ移動のときには要注意だ。

ソウル市内の地下鉄とバスが定額なる「気候同行カード」

ということで通常のT-Moneyカードを使って出発。インチョン駅に到着。

思いの外ローカル感がある駅舎。

着いたなーとおもって駅を出たらもう目の前がチャイナタウンだった。

チャイナタウン入口
横浜の中華街ほど広くないが、それなりに中華街の感じがある。

韓国で中華街って言うのもなかなかおもしろいもので、街ブラするだけでもそれなりに楽しいところだった。

でも、韓国で中華といえばチャジャンミョン。韓国式の町中華の代表的な料理だが、どうやらこのインチョンの中華街からこの料理が生まれたらしい。チャジャンミョン博物館なる建物があった。

チャジャンミョン博物館。
なるほど。

中には入らなかったが、1000ウォンなので興味のある方は入ってみるのもいいかもしれない。
インチョン港が開港されて、中国の華僑が多く住み始めてチャイナタウンを形成していった。そこで働く港湾労働者のために考案されたのが現在のチャジャンミョンの原型らしい。
ちなみにこの建物はそのチャジャンミョンを考案した「共和春(コンファチュン)」がもともとあった建物らしい。

そのお店は現在も営業している。

こちらが現在の共和春

大きなお店だ。名前の由来は「共和国の春」ということらしい。「プラハの春」的なことだ。

ここまで来たら食べるしかないでしょう。
通常のチャジャンミョンもあったのだが、
お店の名前がついている「コンファチュンチャジャンミョン」を注文。

12000ウォン
えびやイカなど豪華。青唐辛子がアクセント。

看板メニューだけあってチャジャンミョンとしては強気な価格。いざ食べてみるとエビやイカなどの海鮮系具材も豊富に入っていて豪華な感じ。青唐辛子がアクセントになっている。マニアックなことを言うとカンチャジャンミョンに近い。(ノーマルのチャジャンミョンとカンチャジャンミョンは料理法が違う。)
いつも食べているようなチャジャンミョンとは一味違ったお味。これはこれで美味しかった。
でもこれが韓国社会に浸透して、現在の韓国中華の代表的な料理になったっていうのはすごいことだと思う。

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