カメリアラインで福岡~釜山へ
先日、韓国に1週間ほど行ってきた。仕事1割、後は食べたいものを食べてくるっていう旅。
というのも大韓航空からマイレージの消滅予定のメールがきていて、もったいないから使ってしまおうというのが今回のきっかけだった。
ただ日本ー韓国の往復には必要マイレージに届かない。往復には3万マイル必要だが残っていたのは2万4千マイル。日韓線片道は15,000マイル、韓国内の国内線は5000マイルだったのでこんな旅程を組んだ。
福岡から船便で釜山に上陸。
→釜山から国内線でソウルに移動(5000マイル消化)
→ソウルから福岡に戻る(15000マイル消化)
福岡からの船便には2つの選択肢がある。
・高速船のクィーンビートル
・フェリーのカメリアライン
クィーンビートルは3時間40分、カメリアラインは福岡→釜山の場合6時間(釜山発の場合は夜便なので船中で1泊する)。
2月の半ばだったので運行ダイヤが
クィーンビートル:15:00 博多港発 → 18:30 釜山港着
カメリアライン:12:30 博多港発 → 18:30 釜山港着
到着時間が変わらない。それなら安いし95年以来乗っていないカメリアラインで移動することにした。
博多駅からバスで移動できるのだが、あえてタクシーで移動、利用付帯の海外旅行保険がついているクレジットで決済して海外旅行保険をアクティベートしておくことにした。(実はこれが後々私を救ってくれることになった。)
以前乗ったカメリアラインはこの船になる前の船だった。この船は20年ほど前に就航した”ニュー”カメリア。近くで見るとそれなりに大きな船だ。車やバイクも載せられるので自分の愛車をもっていって運転することもできるらしい。(私は韓国の交通事情で運転する自信はないが。)
そして乗船。昼便なので最も安い2等室の相部屋を使った。寝ないからこれで十分だ。
コロナ以降まだ船内の食堂が完全に復活していない。食事は1メニューのみ、1時間だけ提供されるということだった。
好きなものを食べようと博多駅で駅弁を購入しておいた。飛行機と違って、お弁当や飲み物を持ち込むことができるのが面白い。船内の展望サロンにテーブルがあったのでそこで駅弁をいただくことにした。
おなかも満たされ、時間もたっぷりあるのでとりあえず船内を散策。カラオケルームや多目的ルーム(会議室?)、ゲームコーナー(クレーンゲームとレースゲームのみ)、自販機コーナー(整備中や売り切れのものもあって、これを期待するのはちょっと難しそうだった。)売店などなど。でも最もいいのはやっぱり大浴場が使えるということ。
浴場内はシャンプーとボディソープはあるので売店でタオルを購入していざお風呂タイム。さすがに中では撮影できないので写真がないが窓の外は大海原。そのうえを移動しながら湯舟につかるのはそうそう体験できない。しかも一応海外航路。
と、最高なお風呂をいただいた後は、到着までの時間を過ごす。ちなみに船内にWIFIがあるわけではなく、携帯の電波も対馬が近くなったら使えるとかその程度なのでインターネットはないと思ったほうがいい。私はダウンロードしておいたアマゾンプライムビデオの映画を見たり、免税で安くなっているビールで一杯やったり、ちょっとうとうとしていたりしていたら釜山到着の時間が近くなった。下船口に掲示してあったのだが1時間前くらいから下船口に荷物を並べて下船の順番の列を作っていた。私もこの列に荷物を並べておくことにした。といっても並ぼうと並ぶまいと時間的にそんなに変わるとは思わないが。人数は多かったが、とてもスムーズに入国審査、税関を通過、外に出たのは19時過ぎだった。
あまり乗らなかったカメリアに久しぶりに乗ってみたが、本を読んだり、グループだったらトランプやボードゲームをやったりオフラインで楽しめるものを考えていったらとっても楽しい移動手段ではないだろうか?しかも釜山からの戻りは夜便なので最終日まで旅行を楽しめるということでもある。
旅のいい選択肢が増えたような気がした。
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