見出し画像

Adobe Expressの一括作成で名刺の組版つくってみた【朝までAdobe Express】

2024年11月15日(金)にDTP Transitでまで「朝までAdobe Express」に参加し一括作成という機能の情報を知ることができましたのでその共有がてら記事を書きます。


一括作成機能とは

ある1つのデザインにcsv形式のデータを流し込むことができる機能です。

今回作ってみたもの

名刺の一括流し込み

準備するもの

  • Adobe有料アカウント(無料版だと一括作成できません)

  • Adobe Express

手順

❶ イラストレーターで大枠のデザインを作成する

Expressで直接デザインを作ってもいいですが、Expressではイラストレーターファイルを読み込めるのでかなり便利です。ただしモリサワフォントはExpressでは使えないため、Express上で調整する必要はあります。

今回作成したイラストレーターのデータ

❷ Expressのダッシュボード上にaiデータをドラッグドロップしてデータを取り込む

「AIをAdobe Expressファイルに変換」を選択して変換をクリック
Express上に取り込むことができました。
ちゃんとテキストが編集できる状態で取り込めます。

❸ CSVファイルを用意する

お手持ちのExcelもしくはスプレットシートで流し込むためのCSVデータを用意してください。

こちらをファイルからCSVに書き出してください。

上画像のようにデータベースを用意してください。項目はデザインによって変わりますので、どのように流し込みたいかを考えてデータを作ってください。

今回のサンプルデータは以下にしました。
・肩書き
・氏名
・英字
・住所
・電話番号
・メール
・その他HP等告知

❹ 一括作成ボタンからCSVデータを取り込む

各フィールドを選択して流し込みたい列を選択してください。

全ての流し込みたい項目に紐づけてください。

ブレビュー画面

「ページを作成」ボタンをクリック

デザインフォーマットにCSVの情報が一括で流し込まれました。

注意

うまく流し込めたと思いきや、どうやらフィールドが空の時は、デザインフォーマットのテキストがそのまま残ってしまうみたいです。

試しに全角スペースでも試してみましたが、それでもデザインフォーマットのテキストが残ってしまうみたいです。
またデザインフォーマット側でテキストを空にするとフィールド自体がなくなってしまうので、現状では空情報を流し込むということは出来なさそうです。あと方法としてはデザインフィールドとテキストフィールドを1つにまとめてしまうという手もありますね。

D列 詳細情報という感じにして1つにまとめる
こうすれば4行目がない場合でもうまく流し込める

何はともあれ、ここまで簡単にデザインの流し込みができるのはすごいですね。そして、最後に印刷用PDFにも書き出しました。
このファイルはCMYKになるので、印刷にも対応可能です。

まとめ

  • 一括作成機能でCSVのレコード情報を一括で流し込める

  • イラストレーターのデータをドラッグ&ドロップでExpressのデータにできる

いいなと思ったら応援しよう!