Donovan / Sunshine Superman
2004年5月20日に他のサイトへ掲載した原稿を加筆修正しました。==================================
“イギリスのボブ・ディラン” と呼ばれたドノヴァンの名盤。
ポップでソフトなロック・サウンドをバックに歌うタイトル曲はアメリカでナンバー・ワン・ヒットとなる。その曲と並んで有名なのが《魔女の季節 / Season of Witch》。
当時はサイケデリック・ロックが台頭していた時代。
ドノヴァンもフォークっぽい曲だけでは時流に乗れないと判断したのだろうか、このアルバムはミッキー・モストをプロデューサーに迎えて制作された。
サイケデリックなサウンドをオブラートに包んでソフトで聴きやすいサウンドに仕上げたり、またシタールやタブラを使ってインド音楽風のワールド・ミュージック風味を加えたり、巧く時代のテイストを加味して作り上げられたアルバムだ。
フォークならではのアコースティック感、サイケ感、ワールド感の絶妙なバランスが面白い。
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