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Jeff Beck / Beck-Ola

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Beck-Ola / 1969

2004年6月10日に他のサイトへ掲載した原稿を加筆修正しました。==================================

ジェフ・ベックはグループを作っては解散するという悪癖をもっている。

このアルバムを録音した第1期ジェフ・ベック・グループも本作後、見事(?)に解散した。ヴォーカルがロッド・スチュワート、ベースがロン・ウッド、そしてピアノはニッキー・ホプキンスという、なかなか豪華なメンバーだった。

一般的には第1期ジェフ・ベック・グループ時代に録音された2枚のアルバムの中では1968年に収録された『Truth / トゥルース』の方が評価が高い。しかしこの作品『Beck-Ola / ベック・オラ』も捨てがたい。

荒削りでノリのいいハードロック・テイストの曲が多数収録されているが、その中で名ピアニスト、ニッキー・ホプキンスのメロウなナンバー、《Girl from Mill Valley》は異色だ。しかしいい曲なんだなぁ、これが。

巨大な緑のリンゴが部屋いっぱいに描かれているルネ・マグリットの「リスニング・ルーム(原題:La Chambre d'Écoute)」を使ったジャケットも洒落ている。

緑のリンゴは部屋中に鳴り響くヘヴィーなロック・サウンドを象徴しているのだろうか? それともビートルズが1968年に設立したアップル・レコードのパロディか?

このグループ解散後、 ロッド・スチュワートとロン・ウッドはフェイセスで活躍。その後ロッドはソロ活動に移り、大ブレイク。一方ロンはローリング・ストーンズに参加する。

もしジェフ・ベックにバンド解散癖が無ければ、この二人の将来はどうなっていただろうか?

And More...

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Truth

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