見出し画像

棲家の遍歴・その7 / スペイン、サラマンカ① / 間取リックス&住マップ

2010年7月25日に他のサイトへ掲載した原稿を加筆修正しました。==================================

間取リックス:
Calle de Azafranal / アサフラナル通りのアパート

Azafranal-間取り

古いPISO / ピソ(集合住宅:日本で言うところのアパート、マンション)の4階の区画。

1976年3月から7月までこのPISOに住んでいた。

スペインを代表する大学街、サラマンカに着いたのは1975年の10月中旬。

そこからホームステイでスペイン人家族と暮らすことになったのだが、家族の方が大病を患い、急いで住むところを探す羽目に陥った。

スペイン語学校の掲示板で “求ム・同居人” の広告を見て、移り住んだのがこのPISO。

ここで初めて勝手気儘な自炊生活を送ることになる。

勝手気儘な生活は良いが、ここでの一番の難点は窓が無く、間取り上、同居人が私の部屋を頻繁に通ること。

どうもこの難点に馴染めず、それと自炊生活も少々面倒になり、学期が終り、学生たちが帰郷し、部屋が空きだす7月を目処に、下宿先を探すことになる。

住マップ:
Calle Azafranal, 32 / アサフラナル通り32番地辺り

かつてのスペインには軍人や右翼系政治家の名前を冠した通りが多かった。しかし1977年の総選挙以降、民主化に伴い、通りの名称が変わった。

私が住んでいた通りの名前も変わった。おまけに近所で営業していた大きなスーパーマーケット “SIMAGO” も既に閉店したようで、見つからなかった。そんな訳で、住んでいた正確な場所が判らないのは残念。

スペイン広場のロータリーから少し南へ下った所だったので、多分この辺りだと思う。

南西に下ると、有名な本屋、“Cervantes” があり、その先にはサラマンカの “ヘソ”であり、スペインで一番美しい広場、Plaza Mayor / マヨール広場がある。

いいなと思ったら応援しよう!