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棲家の遍歴・その15 / 大阪府富田林市 / 間取リックス&住マップ

2010年9月3日に他のサイトへ掲載した原稿を加筆修正しました。==================================

間取リックス:
大阪府富田林市寺池台

富田林市・間取り-02

1994年12月からマンションの8階に住んでいる。

1992年9月にフランスから日本に戻り、サラリーマン生活を始め、約1年以上が経過したころ、ずっと家賃を払うのも阿呆らしいし、マンションを購入しようということになった。

当時は未だ私と嫁サンと二人だけで生活していたし、3LDK程度で十分かと思い、このマンションを購入したが、ここへ引っ越してから約半年後に息子が生まれた。

間取りを見れば一目瞭然、どこにでもある、何の変哲もない3LDKだ。

単純な間取りだけに、風通しが良いのはいい。しかし一捻りがない間取りだけに、少々面白みがないのが残念。無駄な空間を極力排除した遊び心のない間取りはどうも四角四面でいけない。

リビング・ダイニングは嫁サンが好き使い、頻繁にレイアウトを変えている。息子は5.3帖を、ちゃんと片付けもせず、まるで物置のように使っている。

さて私の部屋は本、CD、かつて愛用していたキャンプ道具などで溢れかえっている。

この部屋にこれ以上本を収納するのは不可能に近いので、年に1度は本棚を整理し、もう読みそうにない本は友人に引き取ってもらっている。そんな訳で、本はできるだけ買わず、図書館で借りることにしている。

あっちへこっちへ、引越しが多かった人生の中で、このマンションには飽きもせず約15年間も住んでいる。これは最長記録だ。しかし同じところにず~っと住んでいると、荷物は増える一方。知らないうちに贅肉が付くようなものだ。

やはり10年に1度くらいは引越しをして、身の回りのものを整理するのも良いのではないだろうかと考えてしまう。

さて、次の引越しはいつだろうか?

住マップ:
大阪府富田林市寺池台

サラリーマン家業だけに、いつ何時、転勤辞令が出るか判らない。その時は単身赴任ということも考えられるが、もし家族を連れて行く場合、マンションを貸し出したり、売り出したりする場合、一番のポイントはロケーションの良だ。

そんな訳で、ロケーション重視でこのマンションを(新築)を査定し、購入することにした。

このマンションから急行が停まる最寄駅までは徒歩約7分。急行に乗れば、市内の繁華街まで約25分。これは及第点だ。それに私の職場まで乗り換えなしで通える。

またこのマンションから徒歩約3分のところに、スーパー、郵便局、市役所の派出所、診療所がある。これはかなり便利で、合格点だ。

難を言えは、住宅地だけに飲食店の出店規制が厳しく、歩いてブラリと行けるレストランや居酒屋が少ないこと。

1970年頃、この辺りは未だ開発途中のニュータウンで、植えられた木々も背が低く、かなり殺風景なところだった。しかし約25年、四半世紀近くも経過すると、木々は大きく育ち、街並みも落ち着いた雰囲気を漂わすようになった。時間と共に、少年だった私も中年にさしかかり、すっかり風格と貫禄が滲み出てきた(これは嘘)。

街の成熟化は良いが、それに伴う住民の高齢化はちょっと難儀な問題だ。

今もこのマンションに住んでいる。これまで引越貧乏(?)的な人生を送ってきた。約一年間の名古屋・単身赴任生活もあったが、こんなに長い間、同じ所に定住するのは初めての体験。

サラリーマン生活も終えた今、ひょっとすると、ここが終の棲家になるのでは? と思ってしまう、今日この頃。

しかしもう一度ぐらい引越しするのも愉快かも・・・。

追記:2021年4月3日

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