Cream / Disraeli Gears
2004年5月10日に他のサイトへ掲載した原稿を加筆修正しました。==================================
クリームの代表作としてはスタジオ録音とフィルモア・イーストでのライヴ録音の2枚で構成された『Wheels of Fire / クリームの素晴らしき世界』を選ぶ方々が多いと思う。
しかしここではジャケット・デザインも大きな決め手となるので、よりカラフルでサイケデリックなこのアルバムを選んだ次第だ。それと最初の曲《Strange Brew》の入り方のカッコ良さは最高で、そのあたりも関係している。
それにしてもジャケットのデザインからサウンドまで、もろに67年という時代の空気を体現しているアルバムだ。“スウィンギング・ロンドン”、ここにあり、という感じがたまらん。
さてメンバーだが、とっぽい感じのエリック・クラプトン、自信過剰気味のジャック・ブルース、スコットランドのアル中風のジンジャー・ペイカー、影の仕掛人フェリックス・パパラルディ、いやはやスゴイ連中たちが集結したものだ。
エリック・クラプトンはクリーム解散後、長~い迷える道程を経て、最終的にはギター演歌の好々爺みたいになってしまった。
個人的には悩み、迷いながらもギターをギュイン・ギュイン弾いていたこの頃のクラプトンが一番魅力的だ。
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