John Hammond / Country Blues
2004年6月10日に他のサイトへ掲載した原稿を加筆修正しました。==================================
ブルースかロックか?
かつて散々議論された「ロックとホワイト・ブルースの違いとは?」なんて古いテーマを思い出してしまう、白人によるブルース&ロックのバイリンガルなアルバムが本作だ。
結論から言うと、スタイルこそブルースっぽいが、ここで醸し出される雰囲気はやはりロックのものだ。
ジョン・ハモンドの父親は初期ボブ・ディランや、たくさんのジャズ歌手のプロデューサーとして有名なジョン・へンリー・ハモンド。
このアルバムを作ったのは、そんな父親から多分に音楽的影響を受けた育ったジョン・ハモンド(本名はジョン・ポール・ハモンド。ジョン・ハモンド・ジュニアと表記されることもある)なのだ。やれやれ父と子の関係はややこしい。
これはジョン・ハモンドの3作目のアルバムで、ロバート・ジョンスンやジョン・リー・フッカーなどブルース界の巨匠たちの作品をブルース・フィーリングたっぷりのリゾネーター・ギターとハーモニカで歌い上げている。
1曲目の《Traveling Riverside Blues》からシビれる。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?