
Creedence Clearwater Revival / Bayou Country

2004年5月10日に他のサイトへ掲載した原稿を加筆修正しました。==================================
クリーデンス・クリアウォーター・リバイバルは兄トムと弟ジョンのフォガティー兄弟を中心に結成されたカリフォルニア産のバンドだ。
個人的にはドスの効いたジョン・フォガティーのヴォーカルさえ聴ければどのアルバムでもOKだ。私にとって、クリーデンス最大の魅力の一つはこの熱くも強烈なジョンのヴォーカルなのだ。
しかしそんな決め方は反則なので、とりあえず本作を選ぶことにする。ディープ・サウスの沼地の上を漂うような奇妙な浮遊感がたまらん《Born on The Bayou》と《Proud Mary》のカッコ良さが決め手だ。
ブルース、R&B、カントリー、ゴスペル等、アメリカン・ロックのエキスをたっぷり吸収したクリーデンスのアーシーなサウンドはたまらん。飾りのないストレートなサウンドは老若男女を問わず、誰にでも聴いていただきたいなぁ。
下積み期間が長かったわりに、クリーデンスの活動期間は短かいものだった。
デビュー曲の《Sugie Q》(68年)はいきなり全米11位のヒットとなり、《Proud Mary》(69年)は全米2位のヒットとなり、クリーデンスは一躍有名バンドの仲間入りをする。
しかし『Pendulum / ペンデュラム』(70年)リリース後、兄トムはバンドを去る。才能豊かな弟ジョンと一緒にプレーするのに兄トムは疲れたのだろうか?
残った3人で『Mardi Gras / マルディ・グラ』を収録するがグループは直後に解散。その後はジョンだけがソロで活動している。残ったスチュ・クックとダグ・クリフォードは1995年に新CCR、クリーデンス・クリアウォーター・レビジテッド・Creedence Clearwater Revisited(ややこしいバンド名!)を結成。
この3人が再び交わる日は訪れるのだろうか・・・。
And More...





