Emerson, Lake & Palmer / Tarkus
2004年5月30日に他のサイトへ掲載した原稿を加筆修正しました。==================================
キース・エマーソンの狂乱的キーボード・プレイが十分に楽しめる、ELP2作目のアルバム。
彼らのデビューアルバムはアルバム・ジャケットのデザインからしてグレッグ・レイクがかつて在籍していたキング・クリムゾン色が強かった。
しかしこの『タルカス』では、ある意味、クレイジーで破廉恥なキース・エマーソンのカラーが炸裂している。
レコードならA面を占めるタイトル曲のテーマは “逆進化”。戦車とアルマジロが合体したようなモンスターが暴れ回るのを音楽的に表現したものだ。
残りの6曲でもキースの圧倒的なキーボード・プレーが聴ける。
キースといえばプログレというイメージがつきまとうが、どうしてどうして、レコードならB面のファンキーなピアノも捨てた物じゃない。
とにかく全ての要素をぶち込んで、さぁ、これからどうするねん?と本当の意味でのELPのスタートはここから始まる。
そして3作目にリリースするのが、これまた破廉恥の極致、ムソルグスキー
の『Pictures At An Exhibition / 展覧会の絵』プログレッシブ・ロック・バージョンだ。
And More...
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