ママさんに学ぶ
バスケ教室が終わった後、残って練習をしている母親と子供が何組かいました。
試合前のアップでよく見られる、パスをして走ってリターンパスをもらってレイアップという練習をしていました。
その様子を遠くから見ていたのですが「あれ?」と思い近づいてみることにしました。
あれ?と思ったのは、たまに子供がキャッチしづらそうなパスをしていたからです。
近づいてみると「こーゆーボールが来ることもあるよ!」と聞こえてきました。わざと取りづらいパスを出していたようです。
とてもいい練習だなと思いました。
様々なスピードやバウンドの角度にステップを合わせてボールをキャッチする。これだけでも立派なコーディネーショントレーニングです。
単調になりがちな練習にちょっとしたスリルが加わることで子供もどこか楽しげでした。
この他にも「1・2・3!」とリズムをとってあげてレイアップのサポートをしたり、ダミーディフェンスをする時も「〇〇!」と背の高い子の名前を言いながら行ったりと工夫満載で、子供を飽きさせずに上手に練習しているなと感心しました。
以前、「パス!」「シュート!」など本来子供がすべき判断を親が指示してしまうケースがあり、コロナをきっかけにコーチ以外の大人は体育館の外に出てもらうようにしました。
でも、親がいてくれる安心感や、見られていることでより頑張れる、フィードバックを得られるなど子供にとってプラス面もあるので、少し考え方を改める必要があるのかもしれません。
何気ない日常の中にも学びや気付きのきっかけとなる出来事があるものだなと感じた一日でした。