コービーからゲームを学ぶ
今日のバスケでのこと。
前回から担当するようになった子たちのプレーを見ていて、思わずあくびがでてしまった。
上手くプレーできないのは百も承知。
私が見たいのは、思いっきりプレーして勝ち負けを楽しむ姿。
ところが「狭い橋の上でバスケしてるの?」と思うくらいおっかなびっくりにプレーしている。
かと思いきや突然「えいやっ」と本当のノールックパス(あるいはシュート)を繰り出してしまう。
こういったことは声かけや練習で改善できるかもしれないが、問題は勝ち負けの部分である。
5回シュートを決めたら勝ちというルールでゲームをやったが、途中から何回シュートを決めたのか分からなくなってしまう。
同じことを低学年の子たちがやると、彼らは勝つことに一生懸命なので得点をしっかり覚えている。
さて、どうしたものかと考えていたら、昨日見た昔のオールスターゲームのことを思い出した。
ゲームの序盤はディフェンスが軽く面白みを感じられなかった。
第2Qが始まると眠くなり寝てしまった。
目が覚めた時は最終クオーターが始まったところだった。
序盤とはうってかわり、コート上の選手は本気モード。
ウエイドのクロスオーバーで一気に目が覚めた。
一番ゲームを楽しんでいたのは今は亡きコービーだったと思う。
レブロン相手にしつこいディフェンスを繰り返す。
プレイオフさながらのハードなディフェンスにレブロンは苛立っていたがコービーは楽しそうだった。
勝負を真剣に楽しんでいた。
勝ち負けの楽しさがないゲームはゲームではないと思う。
それはNBAのようなプロの世界だけでなく、私が関わるレクリエーションのレベルのゲームでも同じだと思う。
コービーだったらどんな風に子どもたちにゲームの本質を伝えたのだろうか?
コービーではない私は、うまく伝えられる自信がない。